湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

京都に向かう②

2018-06-27 21:06:00 | 旅行
富士山を超えて
しばらくすると
見えてくる大都市

それは、あの人が住んでいる街

窓に張り付いて
面影を窓に写してみる

消して描いて、また消して
そうだ、笑顔のステキな人

キュンとした思いを抱きながら
京都とへと到着

あっという間の距離だなんて。


何十年ぶりの京都の駅は
まるで宇宙ステーション

私が雨を呼んだのか
娘が風を起こしたのか
横殴りの雨となった

だれだ?
シッポリと濡れる街も美しいと言ったのは(笑)

傘が斜めに
心も斜めに

それでも、予定どおりの店へと行く

歩いて
歩いて
重い足をひきづって

タクシーを駆逐しょうと言ったじゃない

なのに
タクシーだけでは
ワンポイントだけの旅になる
それで京都に来たといえるのかと
若者に言われたら
変な意地が張り出してしまう


お昼ご飯を頂いて
錦市場へ
そして、一番の目的地『小野数珠屋』へと。
ここは、お忍びで、ガクト、キョンキョン、各有名人がきて、パワーストーンのものを作っていくところ。

娘が作るから
私も作ってみた










そして
歩き回り、夕方へと。

ここんところは、
日本酒の辛口が好きで。
なので、伏見のお友達と黄桜酒造さんの
『カッパカントリー』へと。

ステキな京美人、京女の彼女は
お着物と言う気遣いの方。
益々好きになってしまう。

気持ちよくお話させてもらったあと
あの、勤労の志士達の『寺田屋』へ
散歩しながら、駅まで送っていただいた。

お猪口二杯で気持ちのよい酔い。
しあわせな時間

実は京都に行くまで
色んな思いがあった中
彼女と娘と私
共有した時間が気持ち良く
その『時』
嬉しかった思い
確実な思い出となった











京都へ向かう①

2018-06-26 22:40:32 | 旅行
23日、東京出発
めったにないこと

娘と新幹線にて京都へ。

色んなことが頭をよぎる

ちょっと体調に不安がありながら
別に何かが確定しているわけではなく

いや、確定するのが怖くて
この旅が終わるまで
知らないままでいいと思うことにして

ナーバスになるより

最後の旅を楽しもうと

いや、十分にナーバスか。

青い空が、きれいな空に見えたら不安はないのだけれど。

私が青い空をそのまま見れなくなってしまうんじゃないかという不安

しかし、京都に行くことが決まった時
こうして娘と向かう幸せは
かつて、自分の母親とは果たせなかったこと。

うちの娘が、そんなふうに思っているのかなんて全くわからない。

母親というパトロンのいるラッキーさを
きっと思うだけのことだろう

それでも
過ぎてしまえば、
よい思い出になればと思うのは
実は私だけの方だとしても
思い出は思い出になるだろう

東京から、新幹線へ

まずのお楽しみは、富士山

その日は、西に行くほど雨だという

私は
富士山には、とんと縁がない

私は雨水の生まれ。
雨との縁のほうが多いからさ。

新幹線は、進む

先に見えたのは、ふ、じ、さ、ん?


まるで墨絵のようだった

見えたと言えるのか
見えないと言うのか

不思議な感覚だった


加工は一切なし
このままの色




都会へ

2018-06-22 23:39:49 | ポエム
夜の車窓は煌めいて
近くや遠くに街明かり

私には久しぶりのこと

夜の電車なんて‥


田舎暮らしの人間は
電車なんか滅多に乗らないから
やがて
何の乗り物でも苦手になる


誰かに会いに行く気持ちが
この乗り物嫌いな気持ちよりも
勝ってしまうときが厄介で


なんとしても
乗っていこうとする私がいる


乗り物に乗り込む
人の波は
私にとって抵抗勢力の何者でなく
足がすくんで
一歩がなかなか踏み出せない
えいっと
踏み出せば
戦いに挑んでいくようだ


張り詰めた糸のような心


目の前に
宝石をちりばめた
東京タワーが見えたとき


見たかったものがひとつ


ファインダーに収めたとき
この手の中にある大切なオモチャみたい

ずっと
ずっと
思っていたより嬉しかったんだ







丘から見える風景

2018-06-22 10:13:16 | ポエム
丘を越えたとき
見渡せる橋の手前からの夕陽が
この街で一番綺麗なんだと
教えたくて
教えたくて


何度もその丘に来てみるのだけど


指をLの形に2つ
窓みたいに
風景に押し当てて
そうして見たものと
機械を通して見えるものは
全く違うものに映るんだ


眼は
感動というフィルターがかかるから
邪魔に見えた電柱も
色がイマイチな屋根の色も
気持ちが染みていくから
美しくみえるのだろうね


たったちっぽけで
なんの変哲もないこの街が。



だけど、機械ったら
余計なものの存在感がありすぎて
無機質なものはそのまま



私のカメラのファインダーに
神様のチカラを少し借りられたら
この街の風景を
映し出せるかもしれないと思いながら


また
そこに立ってみる


その場所は
私がこの街に来て
一番美しいと思った風景


それをあなたに
伝えられたら
小さな私の夢は叶うのです







『しあわせのランプ』 玉置浩二

2018-06-21 18:34:00 | 日記

『しあわせ』のカテゴリーってなんでしょ
多分、多分だけど

人が決めるものじゃなく
自分が決めるものに違いない


けれど
人に言われて
気づくときもある



そんなささいで繊細な感情の中に
小さくうずまっているものかもしれないから
発掘してあげなきゃいけないときある


いつも
いつでも
表面に出た化石の標本みたいに
喜びに満ちたお手柄のような時ばかりじゃないから


そのほとんどは
目には触れない場所にあったりする


懸命に掘って掘っても
出てこないときは
いったんは星や空に投げてしまうのも
いいかもしれない


また
お天気の良い日にひらいにいけばいい




昔から言われてるよね『しあわせ』って


ちょっとこの曲を聴いていたりすると
ホロリと自分だってだれかを照らすランプなんだって
そう思えたりするよ





しあわせのランプ_玉置浩二_泣いてください