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12月です
クリスマスです
ビッシュです
という
三段論法なこのケーキ
お菓子教室に入った
最初の年の12月に
作ったのがこの
シャンパンのビッシュでした
7年ぶりの再会です
ビスキュイを焼き
トヨ型に合わせてカットし
ババロアズを炊いて
仕上げにクレムシャンティショコラブラン
7年前は、なんて工程が多いんだろう
しんじゃいそう
と思いましたが
さすがに今日は
しれっと作れました
いやぁ
継続するって
すごいんだな
クレムシャンティを作るのは
ひろこさんと二人一組
できたらまず
別のボウルに計量して分配
って言われたけど
チョコでべたべたの洗い物
増やすのやだなぁ
と思って
ひろこさんに
「分けなくてもよくない?」
って言ったら
笑って承諾
先に200グラム絞り袋に
取ってもらってから
私もそこから詰めました
このクレムシャンティ
混ぜすぎると
ぼそぼそになるよと
何百回も言われてますが
いままで、ぼそらなかったことは
一回もないのです
ひろこさんも
うん、絶対ぼそるね
って言ってたから
もう、そういうもんなんだね
先生の作ったケーキの試食
アルコール控えめ
ふわっとレモンの香る
上品なビッシュ
ホールで食べられるな、これ
試食のとき、いつも
ありとあらゆる話を
するのですが
今日は、狼の話を聞きました
今、鹿の過剰繁殖による
被害が大変なことになっていて
でも、駆除したところで
食肉として消費する市場は
とても限られているので
ただ命を奪うだけのことに
なってしまう
アメリカのイエローストーン国定公園では
20年前、実験を始めたんですって
絶滅したアメリカオオカミのかわりに、カナダから連れてきた狼を
ひと群れ放したの
そうしたら
増えすぎた鹿が
直接補食されること
だけではなく
狼がいることで
鹿が襲われて逃げにくい
山のなかの細い道などを
避けるようになり
踏み荒らされて
裸だったそれらの土地に
草木が生え
その茂みに小鳥が棲むようになり
土壌に支えがあることで
蛇行していた細い川が
まっすぐ広くなり
浅瀬が出来てそこにも
生き物が暮らすようになって
20年後、公園には
豊かな生態系が復活したのですって
それを今
日本でもいくつかの自治体が
検討中なのだとか
実現したら
20年後を楽しみに
生きようとおもいます
もちろん
そのまえに
狼に襲われちゃったとしても
しかたのないことだと
思います
なにやら
クリスマスケーキという
ふわふわした感じからは
遠くなりましたが
一年の終わりに
環境について考える
よい機会をいただきました
今日も楽しいレッスン
ありがとうございました