最近売れてる歌を
聞き始めたのは
いいんだけど
(暇か?)
これ、いったい
どこがいいんだろ?
って思う歌も
けっこうあって
それはまあ
つまり
私が年を取った
ということなんだと
思う
ちぇ
なので合間に
私が小さいときに
好きだったアイドルの
映像を見る
この歌詞の世界観
この髪型
この衣装
なにより
口パクじゃなくて
ちゃんと毎回
歌ってるってすごい
その頃夢中になって見てたのは
天地真理
ふだんあんまり
だだこねない私が
どうしてもと言って
ドレミまりちゃんを
買ってもらったほど
バスケットに白雪姫の格好の
まりちゃんが微笑んでいる
ブリジストンサイクル
これに乗れば
白雪姫になれるのだ
(白雪姫がチャリに乗ってたかは
知らないけど)
20万台売り上げたという
モンスター商品
元祖アイドルグッズ
というかそもそも
天地真理こそ
アイドルの礎となる人
彼女の特徴だったファルセットは
音楽大学付属中高で
培ったのだということを
はじめて知った
そして今現在の彼女が
発信している
Facebookにつきあたる
こんにちは
天地真理です
みなさんお元気ですか?
この前素敵なお洋服を買って
嬉しくて眠れませんでした
お誕生会をしてくださるのです
というような書き込み
首を傾げてにっこりしてる姿に
かつての面影があるような
ないような?
まりちゃんは63歳になってた
高齢者用施設に暮らしており
家賃食費はファンが負担してると
かつて所属してた事務所から
定期的な支払いがあるが
娘さんが管理しており
一回に2000円とかいう額を
彼女に手渡すのだそう
ピーク時の月収300万
当時のサラリーマンの年収の約2倍
それを残らず使いきる日々
その時の癖が抜けず
持ってる分すべてを使ってしまう
彼女のために決められたルール
かつてのアイドルの
痛々しいまでのリアリティ
ただ、今のアイドルが
たとえば40年後
施設に身を寄せてたとして
その生活費を出そうといってくれる
ファンなんてものがあるだろうか
そう考えると
天地真理というのは
やはりとんでもない存在だったのだ
ドレミまりちゃんに乗った
白雪姫?の私は
バスケットにおべんと積んで
裏山におたまじゃくしを
掬いにいったり
ちょっと遠い町まで
プチ旅に出たり
(あんまり姫っぽくはないが)
しながら
リンゴをかじる暇もなく
無事に育ち
いたって普通の
あんまりおもしろくない
大人になって
たくさんのおもしろい
人々に出会って
それはたぶん
たどっていけば
あの自転車と
あの自転車に
乗って走り回ってた私に
繋がるんだろう
夢はいつか覚めるけど
夢のなかで得るものもある
聞き始めたのは
いいんだけど
(暇か?)
これ、いったい
どこがいいんだろ?
って思う歌も
けっこうあって
それはまあ
つまり
私が年を取った
ということなんだと
思う
ちぇ
なので合間に
私が小さいときに
好きだったアイドルの
映像を見る
この歌詞の世界観
この髪型
この衣装
なにより
口パクじゃなくて
ちゃんと毎回
歌ってるってすごい
その頃夢中になって見てたのは
天地真理
ふだんあんまり
だだこねない私が
どうしてもと言って
ドレミまりちゃんを
買ってもらったほど
バスケットに白雪姫の格好の
まりちゃんが微笑んでいる
ブリジストンサイクル
これに乗れば
白雪姫になれるのだ
(白雪姫がチャリに乗ってたかは
知らないけど)
20万台売り上げたという
モンスター商品
元祖アイドルグッズ
というかそもそも
天地真理こそ
アイドルの礎となる人
彼女の特徴だったファルセットは
音楽大学付属中高で
培ったのだということを
はじめて知った
そして今現在の彼女が
発信している
Facebookにつきあたる
こんにちは
天地真理です
みなさんお元気ですか?
この前素敵なお洋服を買って
嬉しくて眠れませんでした
お誕生会をしてくださるのです
というような書き込み
首を傾げてにっこりしてる姿に
かつての面影があるような
ないような?
まりちゃんは63歳になってた
高齢者用施設に暮らしており
家賃食費はファンが負担してると
かつて所属してた事務所から
定期的な支払いがあるが
娘さんが管理しており
一回に2000円とかいう額を
彼女に手渡すのだそう
ピーク時の月収300万
当時のサラリーマンの年収の約2倍
それを残らず使いきる日々
その時の癖が抜けず
持ってる分すべてを使ってしまう
彼女のために決められたルール
かつてのアイドルの
痛々しいまでのリアリティ
ただ、今のアイドルが
たとえば40年後
施設に身を寄せてたとして
その生活費を出そうといってくれる
ファンなんてものがあるだろうか
そう考えると
天地真理というのは
やはりとんでもない存在だったのだ
ドレミまりちゃんに乗った
白雪姫?の私は
バスケットにおべんと積んで
裏山におたまじゃくしを
掬いにいったり
ちょっと遠い町まで
プチ旅に出たり
(あんまり姫っぽくはないが)
しながら
リンゴをかじる暇もなく
無事に育ち
いたって普通の
あんまりおもしろくない
大人になって
たくさんのおもしろい
人々に出会って
それはたぶん
たどっていけば
あの自転車と
あの自転車に
乗って走り回ってた私に
繋がるんだろう
夢はいつか覚めるけど
夢のなかで得るものもある