ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

私と言う女遠い記憶

2018年05月22日 | 介護
真夜中に私は泣いた。夢だった。夢にあの今倉千代子が出てきた。良く覚えていないが私は自分の気持ちをストレートに言えないので、彼女に対しても遠回しに言ってきた。素直に好きだとは言えなかった。いつも遠回しだった。
彼女が遠くになって行く夢だった。手紙には書けるのに、彼女の前では何も言えなかった。真夜中に泣いた。私の前から遠ざかって行く彼女に向かって声をあげ嗚咽して泣いた。独占欲の強い私は彼女を自分のものにしたかっただけなのだ。
悲しかった。テレビでいつも後援会のイベントなどやコンサート会場で会う女性が彼女の親友と称して出てきたことがあった。そんな話は一度も聞いたことはなかった。また、ファンの誰しもがその彼女のことを同じように1ファンだと思っていた。1ファンと思っていたその彼女がいきなりブラウン管の向こうで親友だと言っているのだ。何を証拠にそのようなことを言うのか?いささか疑問だった。
その夜夢に今倉千代子は現れたが、私の前から遠ざかって行く今倉千代子でしかなかった。
やはり今倉千代子は私のことをただの一ファンとしか見ていなかったのだ。たとえ夢の中でも悲しかった。同じことが現実味を帯びてきて、清月の前でも起こらないかと不安になった。
もはや今倉千代子は日本中の国民のものなのだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする