今らさ生きてきた人生を嘆いても仕方がないと思う。それは一つの運命なのだ。思い通りに生きれなかった自分がここで嘆いてみても仕方ないとさえも思う。
自由にならない自分がいる。何をするにも同居の母の目を気にしている。そうなのだ。外出してもはじめのうちは後ろを振り返り母が後をつけてこないか?心配する。
彼氏が出来ても出来たことも言えずに、デートは嘘をついて出掛けた。下手くそなおにぎりを作った。不味いクッキーを作った。母には友達と花見だと嘘をついた。そして私はおにぎり担当だとこれまた嘘をついた。
井の頭公園でその頃の彼氏とくそ不味いおかずもないおにぎりを食べた。クッキーに至ってはこれまたひどく不味かった。
「よう!こんな不味いもの作るな!」見たいなことを彼氏から言われた。
私も確かにそう思った。
その恋はあっけなく幕を閉じた。最も関西人のその男は高校中退だった。私の方こそ願い下げの男であったのは言うまでもない。
その後も彼氏が出来ると嘘をついた。男がいるそぶりなど見せたこともなかった。毎回デートは嘘をつき外出するのである。そのデートに私は内心びくびくしていた。ばれたことを想定すると怖かった。
思い通りに生きられなかった人生を今さら嘆いても仕方がない。好きなことを好きなように出来なかったことを嘆いても仕方がない。
そのうち私は母の目を盗んで行動するようになるのである。それでもバレるのだ。何もかも判を押したようにバレるのだ。日々働いている母にはバレるのだ。1日の行動はバレるのだ。すべてバレるのだ。まるで千里眼があるようにバレるのだ。
今とてあの浪曲師の電柱軒清月にはまっていることがばれやしないかとひやひやしている。幸いに母は小野美子の存在は知らない。ほぼテレビに出ないシャンソン歌手の小野美子の存在はわからないのだ。かといって母が小野美子も電柱軒清月のことも認めてくれるとは思わない。
その証拠に未だにクニコのことを良く思っていないのだ。
そもそもそういった芸能人の追っかけにお金を使うこと事態がいけないらしい?
子供の頃からお金の使い方には厳しかった。初めは5円10円をもらって近所の駄菓子屋に行っていた。そのうち小遣いせいになると、毎月いくらと決められていた。買ってきた物は見せなければならなかった。もらった小遣いさえも自由には使えないのだ!そこに楽しいことなどあるわけもない。
自由にならない自分がいる。何をするにも同居の母の目を気にしている。そうなのだ。外出してもはじめのうちは後ろを振り返り母が後をつけてこないか?心配する。
彼氏が出来ても出来たことも言えずに、デートは嘘をついて出掛けた。下手くそなおにぎりを作った。不味いクッキーを作った。母には友達と花見だと嘘をついた。そして私はおにぎり担当だとこれまた嘘をついた。
井の頭公園でその頃の彼氏とくそ不味いおかずもないおにぎりを食べた。クッキーに至ってはこれまたひどく不味かった。
「よう!こんな不味いもの作るな!」見たいなことを彼氏から言われた。
私も確かにそう思った。
その恋はあっけなく幕を閉じた。最も関西人のその男は高校中退だった。私の方こそ願い下げの男であったのは言うまでもない。
その後も彼氏が出来ると嘘をついた。男がいるそぶりなど見せたこともなかった。毎回デートは嘘をつき外出するのである。そのデートに私は内心びくびくしていた。ばれたことを想定すると怖かった。
思い通りに生きられなかった人生を今さら嘆いても仕方がない。好きなことを好きなように出来なかったことを嘆いても仕方がない。
そのうち私は母の目を盗んで行動するようになるのである。それでもバレるのだ。何もかも判を押したようにバレるのだ。日々働いている母にはバレるのだ。1日の行動はバレるのだ。すべてバレるのだ。まるで千里眼があるようにバレるのだ。
今とてあの浪曲師の電柱軒清月にはまっていることがばれやしないかとひやひやしている。幸いに母は小野美子の存在は知らない。ほぼテレビに出ないシャンソン歌手の小野美子の存在はわからないのだ。かといって母が小野美子も電柱軒清月のことも認めてくれるとは思わない。
その証拠に未だにクニコのことを良く思っていないのだ。
そもそもそういった芸能人の追っかけにお金を使うこと事態がいけないらしい?
子供の頃からお金の使い方には厳しかった。初めは5円10円をもらって近所の駄菓子屋に行っていた。そのうち小遣いせいになると、毎月いくらと決められていた。買ってきた物は見せなければならなかった。もらった小遣いさえも自由には使えないのだ!そこに楽しいことなどあるわけもない。