ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

一度惚れたら

2021年04月30日 | 介護
おまえさんあたしって女は一度惚れたらとことん惚れるんだよ。
そういう女なんだ。
その代わり一度嫌いになったらとことん嫌いなんだよ。
あたしはさ!おまえさんの声に惚れたんだよ。
最初の男もそうさ。
声に惚れたんだよ。
次の男もそうさ。
声に惚れたんだよ。
おまえさんも声なんだよ。
その声に惚れたんだよ。
最初の男は綺麗な高音の声だったね。
次の男は澄んだ低音だったね。
おまえさんの声は
あたしの心に響くんだよ。
この胸にね。
お願いだ!おまえさんの声をもう一度あたしに聴かせてくれないかい?
その声を聴いてあたしはあの世に行くんだよ。
最後のお願いだよ。
後生だから聴かせておくれよ。
あたしは死ぬ前にその声を聴いてあの世に旅立つと決めたんだよ。
おまえさんに出会えたことはあたしの一生の宝だ。
あたしはもう永くはないんだよ。
最後にせめてあたしに一節聴かせてくれないかい?
あたしのためだけにね。
無理は言わないよ。
ほんの一節だけでいいんだよ。
その声を聴いたらあたしはあの世に行くんだよ。
最後の思い出だ。
さあさあ、やっとくれ!
(あたしが咳き込む)
もう永くはないんだよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分が優先?

2021年04月30日 | 介護
認知症の母は何かにつけて自分が優先です。
今朝もいろいろと忙しい私に少ししかない洗濯を頼み、干してくれと言いました。
ましてや干している側から監視するということまでしようとする。
文句を言うと洗濯物を干してくれる他人を頼むとまで言い出した。
何かにつけて自分優先なので、困ったものだと思うのだ。
一段落したら旦那とコーヒーでも淹れてりんご味のかりんとうでまったりするつもりだった。
沸かしたお湯をそのままにして洗濯物を干す。
主婦に休日は無いに等しいのだ。
家事を強いられ、介護を強いられるのだ。
コロナ禍で思うように外出も許されず、
自宅ですることも規制され過ごす身はストレスが溜まるというものだ。
昨日の夜に確認したらお米も3日分しか無かった。
インスタントラーメンが4袋とレトルトのお粥が一袋ある。
ホットケーキミックスがある。
死なない程度に4日くらいは暮らせると思う。
今朝は燃えるゴミを出しに行っただけで、自宅の敷地から出ていない。
午後は母の病院の付き添いです。
終わったらさっさと帰ります。
こうなれば冷蔵庫の食材が空になるまで食べつくし、缶詰めも乾物も食べ尽くします。
これだけ太っていれば少々のことでは死にません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする