台風17号。
並みの強さの台風、のはずでしたが。
ここ数年で、最も大きな被害が出たのではないでしょうか?
数字の、強さや大きさに、惑わされてはならない、ということですね。
オレの田んぼの稲も、写真のような状態。
まあ、コンバインを使うわけでもないので、稲の実質被害はゼロ、と言えるかもしれません。
我が家の雨どいが壊れ、お隣さんの屋根瓦が飛び、反対側のお隣さんは漆喰壁がはがれ、裏庭の大きな梅の木が、枝をぼっきり折られたり。
こちらは、ウズシリの畑付近。普段は、沢の水がチョロチョロ、絶えることなく流れている程度。
大雨になると、滝のようになりますが、これを、地元の人は、『ダキ』と呼んでいます。
このダキの水が、農道へと流れてゆき、農道が川になってしまいます。奥の方にグレーチングも見えますが、土砂で半分埋まっています。
ウズシリの畑は、この農道の下側です。
雨水は、画面左側から、右側へと、流れてゆきます。
通常、どんなに雨量が多くても、写真に見えるコンクリの壁(高さ約20センチ)を、水が越えてゆくことは、ありません。
物理で赤点を取った私ですが、物理的に、ありえないと感じます。
ところが、過去に、この壁を乗り越えた大水が、ありました。
大雨で、大量の土砂や流木、などが堆積し、ダム状になった後、決壊して、鉄砲水になったのです。
その被害は、甚大でした。
人間の浅はかな、少なくとも、赤点レベルの私では想像もつかない、大自然の物理学。
今日は晴れて、さわやか。布団を干して、洗濯もしました。