ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

ちょきん

2013-09-23 13:01:52 | 阿部みかん農園

 2008年、カメムシの大発生によって、温州ミカン全滅を味わった、阿部みかん農園。


 それでも、乗り越えました。


 この話をすると、人によっては、


 「貯金があったんでしょ?」

 と、考えるようです。


 なので、この時のことを、もう少し、詳しく説明しておかなければ、なりません。


 自己資金ゼロからの新規就農を、2005年から果たした私は、最初の数年間は、ほとんど売り上げがありませんでした。

 新しく商売を始めたわけですから、お得意さんがいるわけでもありません。全くのゼロからの、スタートです。

 ちなみに、かんきつ類の「生産量」は、最初の年からかなりありました。しかしながら、畑の生産量はあっても、売り先がないので、通常1キロ数百円で販売できるような質のいいみかんを、泣く泣く、キロ数十円の加工用として販売しなければならないこともしばしばでした。

 そんなこんなの4年目で、温州ミカンの全滅。これは、痛かった。


 預貯金なんてありませんから、借金で乗り越えました。


 まあ、借金ができるだけの『社会的信用』という、数字には表れない「ちょきん」は、たくさん積み重ねてきたつもりです。それが功を奏したと、言えます。


 そして、翌年2009年度は、史上最高の生産量と、売上額を記録。そこで、きれいに借金返済が、出来ました。


 その後現在も、信用第一をモットーに活動を続けていることで、お得意さんが増え、今では生産の方が追いつかない感じになってきています。相変わらず、預貯金はからっきしですが、生きていくうえでの、数字には表れにくい「ちょきん」は、どんどん増えていると、言えると思います。


 わたしは、自分の経験から、若い人には、一番大事にしてほしいことを、大事にしてほしいと願っています。

 備えあれば、憂いなし。「ちょきん」を、大切に。
 
 

丘の上の日曜市・2013・9月

2013-09-23 12:35:36 | 丘の上の日曜市

 暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、この日は、暑かった!


 この時期、秋のイベントが重なるころですが、初めて訪れてくれるお客さんもいて、ゆっくりおしゃべりなどもできました。


 いいもの、うまいもの、面白いものたくさん。

 この日はマッサージ師のもくさんに、久々に体を見てもらいました。体に少し歪みがあるとのこと。また今度、見てもらおうと思っています。


 ぐうたら工房さんは、田んぼで採れたマコモダケを出品。今日のお昼に、炒めて食べましたが、とってもおいしかったですよ!

 マコモダケは、イネ科の水生植物で、茎のところが、自然界にいる菌類のいたずらで肥大したものです。最近、栽培するところが増えてきていますね。

 皮をむき、スライスしたものを生でかじってみたら、ほんのりと、甘い。しゃきしゃき感を損なわないように、熱を加えすぎないようにさっと炒めるのがポイント。にんにく、塩コショウだけで、絶品のごちそうになります。

 炒めたときのガーリックオイルは、おいしいパンで人気のゆうこりんさんの、カンパーニュにつけて、無駄なく、おいしくいただきました。後片付けも、らくちん。


 うたたね農園さんのおこわもめちゃくちゃうまいし、その他ここでは紹介しきれないほど、いろいろなお店の、いろいろなものが並びます。


 私は今回、例の浜で拾ったウミガメの骨を持ってゆきました。みんな珍しがってくれたので、大成功だったな。


 さて、いよいよ来月は、年に一度の『笑心村まつり・手作り市』です!!!


 第四土・日の二日間開催。キャンプ可能です。


 私は、狩浜のお祭りが土曜日なので、出店をお休みいたしますが、日曜日は遊びに行きます!

 みかんの御用聞きに回るかもしれません。よろしくです!!

アッキーナス

2013-09-23 10:50:16 | 阿部みかん農園

 昨日は、内子で毎月恒例の日曜市。

 内子では、今も私のことを『アベッカム』と呼んでくれる人がいます。


 イングランドのイケメンサッカー選手にあやかって、自らつけたニックネームですが、かなり浸透しているみたい。


 ところが、昨日は、子供たちの面白い呼び方を知りました。


 『アベックマ』さん。

 どうも、リラックマと、混じっているようです。

 こういう感覚、私は好きです。ダジャレ、大好きですからね。



  さて、冒頭の写真は、庭のなす。まだまだ元気です。


 


 ゴーヤもまだ頑張ってます。


 


 ピーマン、今年はよくできました。



 青大豆と、



 落花生。

 ともに絶好調。




 細ネギもいい感じ。


 

 播種した大根も、発芽しています。


 ニンジンは、発芽まで時間がかかるので、今、ようやく芽が出始めたところ。

 狭いスペースですが、うまく利用して、家庭菜園を楽しんでいます。


 今年の夏は、雨が少なかったので、ミニトマトはすごく期待していたのですが、庭の中で一番成績が悪かったのが、なぜか、ミニトマト。水やりを控えすぎたのが悪かったのかな?

 
 9月もそろそろ終わり。

 昨夜は、地元狩浜の牛鬼衆が、お宮で『浜よいとこ』の声出し。通称、「やいとこ」と呼ばれています。


 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーえいーとこー」

  (やー)

 「やーんさのっ」

  (ほん ほん いぇー)


 秋祭りまで、あとひと月です!

   

家族に乾杯を

2013-09-23 10:38:28 | いきとしいけるもの

 つるぼの花の写真です。


 


 きれいです。


 


 畑のあちこちで見かけます。
 
 

 もう、2年ほど、草刈り機を使用していない、ウズシリの極早生みかん園の一部。

 草刈り機を使わなくても、ご覧の通り。


 地面を覆うようにして生える草を残し、背の高くなる草だけを選んで草取りをする、という草生栽培によって、写真のような状態をキープ。

 で、手で取った草は、ヤギのえさに。


 パーフェクト!


 


 すべての園地で、このような方法ができればよいのですが、現在は慢性的な人手不足のため、草刈り機も利用したりと、多様な手段を組み合わせています。

 


 ここ数日、夏ようなの暑さが戻ってきました。秋日照りにも、注意が必要になってきています。