ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

バイエル

2014-02-07 18:26:14 | かんがえるあし

 ピアノを習ったことがある方なら、ご存知だと思います。


 バイエル。


 ピアノの、基本中の、基本を学ぶための、テキストです。


 しかし、これがまた、やってみると、(向き不向きはあると思うけど)面白くない。


 私は、すぐ上の姉がピアノを習っていて、私が真似しようとしていた時には、姉はすでにバイエルを卒業。

 私はバイエルから始めるわけですが、姉に後れを取っていることが、どうも気に入らないこともあってか、バイエルが嫌いでしたね。

 似たり寄ったりの、反復練習ばかり。

 ドソミソドソミソドソミソドソミソ・・・・・


 つまらん!

 もっとかっこいい曲がやりたい!!てなことになるわけです。

 もちろん、バイエルに代表されるようなピアノの基礎の基礎は、しっかりやった方が、後々にとても役立つ、というのは、今は理解できるのですが。何しろ子供には、つらい修行です。


 さて、今、毎日のようにギターを練習しています。レパートリーが少ないので、おんなじ曲ばかりになります。反復練習です。

 好きな曲を弾いているだけ、まだよいのですが、さすがに、毎日やるのは、たいへん。もちろん、体調や天候で、音の出方や聞こえ方も変わりますから、変化がないわけではないです。

 そして、この反復練習は、数日サボると、腕が落ちてしまいます。日々のたゆまぬ稽古あってこそ、良い結果がもたらされるのであります。




 ところで、農業は同じ作業の繰り返しだと思っている方が、多いかと思います。

 私に言わせれば、そんなことはありえない、と言えます。

 日々劇的に変化する天候と、社会情勢。農業は、それに柔軟に対応しないと生き残れない、厳しい業種です。


 まあ、あとは好みの問題でしょうけれど、私は毎日ヤギの世話をしていても全く飽きないし、草むしりなんか、大好きな仕事の一つです。決して、単純な反復作業ではないからです。



  草むしりのように、バイエルの奥深さが、子供のころにわかっていれば、ピアニストになっていたかもね。





 

囲炉裏とエレクション

2014-02-07 16:56:39 | かんがえるあし


 私は、1972年、東京生まれ。


 でも、囲炉裏生活を体験しています。


 父方の祖父母の家は、群馬の養蚕農家。囲炉裏と、かまどと、五右衛門風呂がありました。


 
 東京、板橋にも、民俗資料館があって、古い農家の家屋が展示されていて、社会科見学とかで小学校の時に、強制的に見せられるのですが、そんなんで、小学生が、興味を持つはずもありません。同級生の中で、本格的に囲炉裏暮らしを体験したことがあるのは、私ぐらいでした。


 さて、今、東京で選挙期間になってますね。東京の投票率の低さは、毎回、驚くほどです。


 関心がない人も、相当いるのだと思います。


 関心のない人に、無理やり興味を持ってもらおうという試みもあるようですが、あんまり効果的な方法はとられていないように思います。

 実際に、選挙をして、実体験でどのように自分に返ってくるのかが、わかるような模擬体験とか、もっともっと必要なのではないでしょうか。


 私が囲炉裏の魅力に取りつかれたのは、様々な体験からであります。ばあちゃんが熾火でていねいに焼きもちを焼いてくれたり、釣ってきた魚を串にさして焼いたり、もちろん、真冬の群馬では炎のそばが何より居心地がよいことを経験したり。囲炉裏端でいとこたちとおしゃべりをするのも、今思えば、最高のひと時でしたね。


 こういう経験をしたことがない都会の子供が、田舎へ興味を持たないのと同じように、選挙で深い感動を覚えたことがない市民が、選挙に熱心になるでしょうか?


 「木の北側は、南風を知らない。」


 私の好きな言葉を添えて。
 

たぬきステーキ ローズマリー風味

2014-02-07 12:43:56 | うまい!

 みかん山で柑橘を食害するタヌキ。捕獲しています。

 捕獲した以上、なんとかしないといけないですね。



 いただくことにしました。


 真冬のタヌキは(特にメス)、臭みが全くないです。秋口に食べたオスは、ややにおいがきつかったです。


 
 調理師の方なら知っていると思いますが、そうでない方のために、説明いたします。

 
 市販されている肉類は、精肉されています。硬い筋や、余分な脂身を丁寧に落としてあります。


 良く、平飼いの地養鶏は、肉が硬い、などと言われます。確かに、ブロイラーに比べれば、身質はかためでしょう。

 ただ、注意しなければならないのは、市販の鶏肉は、精肉されていますから、やはり、柔らかく食べやすいのです。

 鶏をさばくのに慣れていない人が、筋切りをうまくこなさないことによって、調理した際に、身が硬くなる、ということは十分考えられます。


 千葉で農業の修業をしていた際、飼っていた鶏を、さばきました。いい経験を、させてもらったと思います。


 


 タヌキのボロネーゼ。タヌキのドロブネ、ではありません。

 
 このほか、本格(!)たぬきうどんも試作しましたが、これは課題が残りました。


 臭みはほとんどないのに、臭み消しに、畑で育てている月桂樹の葉っぱの乾燥させたもの、いわゆる、ローリエを一緒に煮込んでみたものの、ローリエの香りが強く出すぎて、うどんのつゆに全く合わない、という結果になりました。トマトペーストをちょっと加えて、黒こしょうをいっぱい挽いて、洋風にしたら、まあそれなりの味にはなったんですが。


 獣肉ですから、そもそも獣肉が苦手な方には、向かないかもしれません。かくいう私も、基本、玄米食中心で、今は全くお肉を買わなくなっています。玄米食の方が、断然健康にいいと思っています。


 しかし、放置しておけば、果樹栽培に支障をきたす恐れもあるので、その辺は臨機応変に、自然の恵みに感謝しながら、いただいております。

 しめるとき、食べるときは合掌しています。