ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

ticket

2015-02-08 20:29:14 | むかしむかし



さて、この切符は、いったい、なんだと思いますか?


 日付を見ると、昭和63年、2月24日となっています。



  その日の朝、私は、第一志望の都立高校を受験するために、あるいていました。


 中学三年の時、同じクラスの仲良しで、ともに同じ高校を受験することになっていたI君と私は、見知らぬ道を、地図も持たずに、あるいていました。


 I君は、私を信じ切っていました。私も、あるいていればそのうち会場に着くと、信じて疑ってませんでした(!)



 しかし、私の予想とは裏腹に、なんだか道に迷ってしまったのでした。あれ?どっちへ行けばいいのかな?


 だんだん焦りが募ってきて、道行く人に道を尋ねながら、このまま徒歩だけで会場へ行くのは無理だと判断し、急きょ、有楽町線の要町駅へ行く作戦に変更。


 要町から有楽町線に乗った後は、願書を出しに行ったときに一度通っているルートを、行きました。


 到着したのが、試験5分前。



 自分だけならともかく、友人を巻き込んだことにものすごい罪悪感を覚えながらの、試験でした。



 結局、二人とも合格したわけで、事なきを得たのですが、第一志望の試験会場まで、地図も持たずにのんきに歩いていくなんて、さすが俺やな。

 写真の切符は、その時の、切符。当時はまだほとんど改札員がいる改札で、私は記念にもらいたいと申し出て、もらえたのでした。


 今も宝物(?)です。これを見るたび、自分ののんきさを思い出します。





















2015-02-08 10:28:09 | むかしむかし

 先日、大学時代からの友人、Sちゃんから、電話がありました。


 何でも、古いものの整理をしていたところに、思わぬものが紛れ込んでいたとのこと。




 Sちゃんは、学生時代から、ずっと版画を制作しています。


 Sちゃんは、見に行った展覧会などのチケットを、すべて保存しているそうです。行った日にち、一緒に行った人の名前を、裏に書いておくのだそう。


 
で、古いチケットを整理していたところ、2000年に、私の名前の書かれたチケットが、出てきたとのこと。



 私もSちゃんも、その年に、上野界隈で待ち合わせて、不忍池あたりを散歩したような記憶は、共有していました。

 しかし、その、チケットの展覧会の内容は、お互い、記憶が皆無!!



 どんな展覧会だったのか!?気になってしまうよね。「ま」という、タイトル。『間』の意味らしい。




 で、電話でお互い爆笑しながら、昔を懐かしみました。




 さて、冒頭の写真。


 私は、高校時代からの書簡類を、ほぼすべて保管しています。


 2000年に、Sちゃんからもらった手紙も、持っているので、こちらも久々に、押し入れから取り出してみました。


 手紙を読むと、その当時のことが、よみがえります。


 封筒には、写真が同封されていて、98年に、Sちゃんの実家、群馬県前橋市へ遊びに行った時に、とってもらったものでした。


 伊香保のグリーン牧場で、ヤギと戯れる。まさかその当時は、将来自分がヤギ飼いになろうとはつゆほども知らず・・・。


 前橋の、私の大好きな萩原朔太郎の、記念館。


 そのほか、水沢観音での、本当に不思議な巡りあいとか(万葉歌)、めちゃくちゃ楽しかったな!!
 
 
 

 今の若者たちに、言いたい。人の一生は、短いようで、長い。


 その長い人生を、豊かに暮らすためには、何が、必要なのか、を、常に考えて、行動してほしい。




  私の暮らしを、豊かにしてくれる、友人に、感謝をこめて。



  あとで手紙書くよ!


 


 


じょうか

2015-02-08 04:57:26 | かんがえるあし

 ただ今、冬の麹造り真っ最中。



 オレの田んぼ、オレ田ん2で採れたお米も、米麹に加工中。


 部屋中が、甘い麹の香り。




 種麹は、宇和島の麹屋さんで入手。いつもお世話になっています。


 宇和島は、古い城下町。城下町には、老舗がたくさんあるのも、魅力。


 麹屋さんがあれば、味噌屋さん、醤油屋さん、酒屋さん(醸造業)が成り立ちます。


 それから、茶道具屋さん。昨年、茶筅を買いました。ときどき家でおうすをたてて飲んでいます。


 茶道具屋さんがあれば、和菓子屋さんも成り立ちますね。


 そして、呉服屋さん。


 さすがに和服は高くて買えないけれど、さらしとか、まつり用の用品、風呂敷なんかも買えるので、重宝します。


 城下町、バンザイ!



 愛媛は、城下町が多いのも特徴です。


 今治、松山、大洲、宇和島。



 古き良きものが、今後も残されてゆきますように。