久しぶりにおだやかな春の日だ。
午前中、問題集編纂の最終チェックをしていた。
今まで一体何冊、問題集チェックをしてきたことだろう。
中学生向きの簡単な単語帳から、チャート式英文法にいたるまで。
編集途中の原稿にくまなく目を通し、解答ミスがないか、不適切な説明や不十分な記述がないか、などを捜していく、地道な作業だ。
けれど、これって、着実に自分の力になってるよね。
分かりきっている文法書だから、今更、読もうなんて思わないけれど、仕事だったら、ていねいに読み進めていくよね、責任があるから。
すると、今まで当然だ、と思っていたことに、思い違いがあったり、え?ちょっと、知らなかったやん!というようなことも出てくるのだ。
記憶の隅っこに押しやられていた、あまり頻出しない知識を、再び思い出したりもする。
ということは・・・
やはり、繰り返しくりかえし、基本を固める、ということが、受験英語にとって一番大切なことなんだな。
受験生は、あせりもあり、プライドもあり、先へ先へと、難しい問題にチャレンジしたがるけれど、きちんとその問題を理解できなければ、何の意味もない。時間の無駄だ。逆に、簡単な問題で足を掬われることもよくあることだ。
だから、基本に帰りましょう。
勉強だけでなく、日々の生活においても。
(どうしてここで、日々の生活まで出てくるのか、かなり不明だけれど)
基本に帰って初めて見えてくるものがいっぱいあるから。
ということで、今から、脳のMRIに行ってこよう!
やっぱりちょっと恐いけれど。