沖縄の海老を頂いた。
箱を開けると、湿らせた紙の間に、活きた海老が沢山入っているようだ。
おがくず無しで入っているのは珍しいな。
紙を外すと、海老が何匹か箱から飛び出した。
ぎゃ~!!!! 生きてる~!!!!
(活海老と書いてあるのだから、生きていなかったら逆におかしい、ということは、冷静にならなければ分からない。)
ネコたちがわらわらと集まってくる。
ネコに盗られまいと必死でネコを追い払う。
そう、実は活きている食べ物は苦手です。
命のないものは、美味しく頂くのだけれど。
目の前でぴくぴくと動いているものを、積極的に口に入れるのには、どうにも抵抗があるのだ。
いい歳をして、なにを言うてるねん、ぶりっ子ちゃうか??
だいたい、結局は食べるくせに、何をギャーギャー言ってるねん??
などと言われても、ダメなものはダメだ。
生きているのもは、動く。
その動きを止めるのが恐ろしい。
同じ理由で、釣りも全くダメだ。
命がなくなったものは、普通に料理出来るし、何でもいただく。
自分が殺さなければOKという、なんとまあ利己的な理由で、生きた食材は触れない。
こんな経験がある。
小学校の高学年の頃、父に連れられて、二人で寿司屋に行った。
カウンターだけの店で、おまかせで、お鮨を握ってもらっていた。
生の海老を握ったものが出された。
何も考えずに口に入れた。
海老が口の中で、動いた!!!
涙目で吐き出した。
目の前の板さんが、下を向いて顔をしかめた。
後で、そのお鮨は、「おどり」というものだと教えられたけれど、まだ生きているものを噛み砕く、というのは余りにも衝撃的な体験だった。
この体験のせいで、生きているものは全部ダメになった様に思う。
ところで、夫が処理をしたお蔭で、私も料理が出来る状態になった海老は、それは美味しい有頭海老フライになりましたとさ。ww
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