英語な日々

京都在住の英語講師のと猫と英語と美味しいもののお話。
時々、脳動脈瘤のお話もね。

わ〜かり〜ませ〜ん!

2019-10-29 | 日記
ある日突然、高瀬川に、巨大なバネが現れた。
若い人たちが、何やら一生懸命に設置して行ったらしい。



一体何なんだろう?
近所の人たちと首をひねる。
だいたいね、こんなのが川の中にあったら、落ち葉やゴミが、下の部分にあっというまに溜まるじゃない?
川がどんどん汚くなっていく。

せっかくカモの夫婦がきてくれたのに、こんなのがあったら邪魔よね?




みんなでワーワー言っているところに、学生さんたちを引き連れた、男性が現れた。


美術学校の生徒たちが製作した作品なんです。
どうでしょう?

と、ニコニコ顔で仰る。


ええ!!?
そうなんですか!!?


はい、『メイクアップ』という作品です。
あ、えっと、『メイキャップ』って、ほら、お化粧をすることです。

(心の中の声)
だ、誰にもの言ってるねん!?
そんなの女だったら誰にだってわかるしっ!!


この川で京女が顔を洗って、このバネ状のが、鏡を表していてですね、これで化粧をする、というね、そういうコンセプトなんです♪


川にこんな『作品』なんて置いたら、そこにゴミが溜まって川が汚くなるでしょ?
考えたらわかりますやん?
川の両側に、これだけいっぱい木やら草やら生えているのに。
葉っぱが落ちるでしょ?
ゴミもひっかります。

そんな川で顔を洗うって?
京女』が??
(そうなのだ、私たち町内の女たちは、少々トウは立っているけれど・・・ちょっとはトウは立っているけれど・・・もの凄ーーくトウは立っているけれど、全員京女どすえ!)


あ、さっき掃除はしたんですけれどね。
ほら、今は綺麗でしょ?


すると、他の女性がこう言った。

ああ、あの時の子達ね。
川の中の電線の下に溜まっているゴミを拾って、それはいいんだけれど、そのゴミをそのまま川岸に放置していったのは!!


道に出ていた町内の人間全員が『ウンウン』と頷く。


これって、いつまでここにあるんですか?

10日までなんですよ。


しゃーない!
そこまでは我慢しましょか、学生さんたちのせっかくの作品だしね。


とはいえ、何だかな〜

心が狭いでしょうか。
でもね、住民みんなで大切にしている高瀬川を、どうしてこんなに我が物顔に使えるんだろう?

わ〜かり〜ませ〜ん!



コメント (2)
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