ある日突然、高瀬川に、巨大なバネが現れた。
若い人たちが、何やら一生懸命に設置して行ったらしい。
一体何なんだろう?
近所の人たちと首をひねる。
だいたいね、こんなのが川の中にあったら、落ち葉やゴミが、下の部分にあっというまに溜まるじゃない?
川がどんどん汚くなっていく。
せっかくカモの夫婦がきてくれたのに、こんなのがあったら邪魔よね?
みんなでワーワー言っているところに、学生さんたちを引き連れた、男性が現れた。
美術学校の生徒たちが製作した作品なんです。
どうでしょう?
と、ニコニコ顔で仰る。
ええ!!?
そうなんですか!!?
はい、『メイクアップ』という作品です。
あ、えっと、『メイキャップ』って、ほら、お化粧をすることです。
(心の中の声)
だ、誰にもの言ってるねん!?
そんなの女だったら誰にだってわかるしっ!!
この川で京女が顔を洗って、このバネ状のが、鏡を表していてですね、これで化粧をする、というね、そういうコンセプトなんです♪
川にこんな『作品』なんて置いたら、そこにゴミが溜まって川が汚くなるでしょ?
考えたらわかりますやん?
川の両側に、これだけいっぱい木やら草やら生えているのに。
葉っぱが落ちるでしょ?
ゴミもひっかります。
そんな川で顔を洗うって?
『京女』が??
(そうなのだ、私たち町内の女たちは、少々トウは立っているけれど・・・ちょっとはトウは立っているけれど・・・もの凄ーーくトウは立っているけれど、全員京女どすえ!)
あ、さっき掃除はしたんですけれどね。
ほら、今は綺麗でしょ?
すると、他の女性がこう言った。
ああ、あの時の子達ね。
川の中の電線の下に溜まっているゴミを拾って、それはいいんだけれど、そのゴミをそのまま川岸に放置していったのは!!
道に出ていた町内の人間全員が『ウンウン』と頷く。
これって、いつまでここにあるんですか?
10日までなんですよ。
しゃーない!
そこまでは我慢しましょか、学生さんたちのせっかくの作品だしね。
とはいえ、何だかな〜
心が狭いでしょうか。
でもね、住民みんなで大切にしている高瀬川を、どうしてこんなに我が物顔に使えるんだろう?
わ〜かり〜ませ〜ん!
若い人たちが、何やら一生懸命に設置して行ったらしい。
一体何なんだろう?
近所の人たちと首をひねる。
だいたいね、こんなのが川の中にあったら、落ち葉やゴミが、下の部分にあっというまに溜まるじゃない?
川がどんどん汚くなっていく。
せっかくカモの夫婦がきてくれたのに、こんなのがあったら邪魔よね?
みんなでワーワー言っているところに、学生さんたちを引き連れた、男性が現れた。
美術学校の生徒たちが製作した作品なんです。
どうでしょう?
と、ニコニコ顔で仰る。
ええ!!?
そうなんですか!!?
はい、『メイクアップ』という作品です。
あ、えっと、『メイキャップ』って、ほら、お化粧をすることです。
(心の中の声)
だ、誰にもの言ってるねん!?
そんなの女だったら誰にだってわかるしっ!!
この川で京女が顔を洗って、このバネ状のが、鏡を表していてですね、これで化粧をする、というね、そういうコンセプトなんです♪
川にこんな『作品』なんて置いたら、そこにゴミが溜まって川が汚くなるでしょ?
考えたらわかりますやん?
川の両側に、これだけいっぱい木やら草やら生えているのに。
葉っぱが落ちるでしょ?
ゴミもひっかります。
そんな川で顔を洗うって?
『京女』が??
(そうなのだ、私たち町内の女たちは、少々トウは立っているけれど・・・ちょっとはトウは立っているけれど・・・もの凄ーーくトウは立っているけれど、全員京女どすえ!)
あ、さっき掃除はしたんですけれどね。
ほら、今は綺麗でしょ?
すると、他の女性がこう言った。
ああ、あの時の子達ね。
川の中の電線の下に溜まっているゴミを拾って、それはいいんだけれど、そのゴミをそのまま川岸に放置していったのは!!
道に出ていた町内の人間全員が『ウンウン』と頷く。
これって、いつまでここにあるんですか?
10日までなんですよ。
しゃーない!
そこまでは我慢しましょか、学生さんたちのせっかくの作品だしね。
とはいえ、何だかな〜
心が狭いでしょうか。
でもね、住民みんなで大切にしている高瀬川を、どうしてこんなに我が物顔に使えるんだろう?
わ〜かり〜ませ〜ん!