”Parlez-Moi D'Amour” Lucienne Boyer
前日のフランク・プウルセルに続き、今回は本家本元のリュシエンヌ・ボワイエです。
リュシエンヌ・ボワイエは、第一次大戦で父親を失って家族の生計を支えるためにキャバレー歌手となり、一時は
アメリカのブロードウェイなども経験、その後フランスに戻りジャン・ルノワールの門下に入って本格的な歌手を目指します。
1930年には師匠であるジャン・ルノワール作品であるこの曲をレコーディングして第一回ディスク大賞を手にしています。
Parlez-moi d' amour
Redites-moi des choses tendres
Votre beau discours
Mon cœur n' est pas las de l' entendre
Pourvu que toujours
Vous répétiez ces mots suprêmes
Je vous aime
↓はリュシエンヌ・ボワイエの『聞かせてよ愛の言葉』 YOUTUBEより
また、パリの芸術家たちが集まるモンパルナス生まれの彼女は、絵画のモデルをしていたこともあったようです。
画家・藤田嗣治の「カフェにて」のモデルはリュシエンヌ・ボワイエだと言われています。