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旅の友・ポップス編 (419) 『ケ・サラ』

2018-04-24 23:26:40 | 旅の友・ポップス編

『ケ・サラ』 ジミー・フォンタナ
”Che Sarà” Jimmy Fontana   【YOUTUBEより】


この曲は1971年にフランコ・ミグリアッチが作詞、ジミー・フォンタナが作曲したカンツォーネで、同年のサン・レモ音楽祭
においてホセ・フェリシアーノとリッキ・エ・ポーヴェリが唄って2位入賞を果たしています。
この時の大会には本来 ジミー・フォンタナが自作曲を引っ提げて颯爽と唄う予定だったのですが、レコード会社の都合によって
盲目歌手のホセ・フェリシアーノに変更されました。 ジミー・フォンタナは怒り心頭だったようです。
タイトルの”Che Sarà”は「どうなるのだろう」という意味で、ドリス・デイの『ケ・セラ・セラ』と同意語なのですが、歌詞は、
「古びた故郷から出ていくけれど、この後私の人生はどうなるだろう、それは誰にも分らないが、やがてそれを知るときがくる」
といった内容になっており、「なるようになるさ」という意味合いとは少し違うようです。

Paese mio che stai sulla collina
Disteso come un vecchio addormentato
La noia l'abbandono
Niente son la tua malattia
Paese mio ti lascio e vado via
Che sarà che sarà che sarà
Che sarà della mia vita chi lo sa
So far tutto o forse niente
Da domani si vedrà
E sarà sarà quel che sarà


ジミー・フォンタナといえば、『太陽の下の18歳』の主題歌を思い出します。
最高のステージをホセ・フェリシアーノに奪われた無念の想いはいかばかりか…
そんなわけで、今回はジミー・フォンタナにいたしました。