港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『2月14日』

2019-02-13 16:22:21 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆エンリケ・マリオ・フランチーニ Enrique Mario Francini (1916.2.14~1978.8.27)



アルゼンチン・タンゴ界でトップクラスといわれるヴァイオリニストです。
1930年に頃にバンドネオン奏者アルマンド・ポンティエルと出会い、意気投合してブエノスアイレスに出向きました。
1940年にたまたまその演奏を聞いたミゲル・カロが二人の技量に惚れみ自らの楽団にスカウト、二人はミゲル・カロ楽団の
黄金期を支えることになります。
1945年にはアルマンド・ポンティエルと共に「フランチーニ=ポンティエル楽団」を立ち上げ、約10年間の活動したものの
1955年に惜しまれつつ解散、同時に自らの楽団を立ち上げましたが長続きせず、1959年にはオラシオ・サルガンによる
「キンテート・レアル」の一員となって1964年に来日を果たしています。
また、1973年にはポンティルと楽団を再結成しましたが1978年に心臓発作でこの世を去っています。

↓はフランチーニ=ポンティエル楽団の『ラ・クンパルシータ』【YOUTUBEより】 


↓はエンリケ・フランチーニ楽団の『インスピラシオン』【YOUTUBEより】 



☆リス・ゴーティー Lys Gauty (19002.14~1994.1.02)



いわゆるベル・エポック生まれのフランスのシャンソン歌手です。
クラシックの声楽からシャンソン歌手に鞍替えし、1932年の『海賊の花嫁』が同年度のディスク大賞となって人気を得て
1933年には映画『巴里祭 』の主題歌がヒット、翌1934年にオープンしたパリのミュージック・ホール「ア・ベ・セ」の
初代看板スターとなりました。
しかし、第二次大戦で占領されたフランスにおいてユダヤ人の夫を持つ身としてナチにドイツに連行されたり、モナコに
逃亡したりの波乱の時を過ごしたようです。
大戦後にフランスに戻り1950年頃までは歌手活動を続けていましたが引退して自らの音楽学校を開いていたそうです。
代表的な歌唱曲として『巴里祭』『海賊の花嫁』『過ぎゆく艀船』などがあります。

↓はリス・ゴーティーの『巴里祭』【YOUTUBEより】 



☆ヴィック・モロー Vic Morrow (1929.2.14~1982.7.23)



ニュージャージー生まれで、映画よりもよりもTV『コンバット』のサンダース軍曹として有名な俳優です。
大学時代から演劇に興味を持ち、映画俳優を目指してアクターズ・スタジオで演技を学びました。1955年に『暴力教室』の
不良少年役でデビュー、その後数本の出演がありますが、1962年から始まったTV『コンバット』で人気を得ました。
その『コンバット』においては数本の監督もこなしたようで、1969年には映画『スレッジ』を監督しています。
しかし、1982年に映画『トワイライトゾーン』撮影中にヘリコプター事故に巻き込まれて帰らぬ人となってしまいました。

【主要出演作品】
1955年『暴力教室』Blackboard Jungle

1960年『シマロン』Cimarron
1961年『ギャングの肖像』Portrait of a Mobster

↓は『コンバット』のオープニング【YOUTUBEより】



【ご命日】

★ ジョージ・シアリング George Shearing (1919.8.13~2011.2.14)



ロンドン生まれの盲目のピアニストで、クール・ジャズの第一人者でもある演奏家・作曲家。
主要演奏曲として『バードランドの子守唄(作曲も)』『九月の雨』などがある。