港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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シネマ・ポップス…ときどきイラスト

『11月16日』

2019-11-15 20:00:16 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ミシェル・オークレール Michéle Auclair (1924.11.16~2005.6.10)



舞台で実績を積み、スクリーンで瑞々しい青年像を演じたフランスの俳優です。
セルビア人の父親とフランス人の母親のもとにドイツのコブレンツで生まれました。幼少のころに両親とフランスに移り、医師に
なるのを志して医学部に入学しましたが諸事情により断念してパリのコンセルヴァトワールに入って演技を学びました。1945年に
ピエール・フランクールの劇団に所属してウーヴル座で初舞台を踏み、ジャクリーン・オードリー監督の "Les Malheurs de Sophie"
(ソフィーの災難)で映画デビューし、1947年のアンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の『情婦マノン』で若手スターとして脚光を
浴びました。また、1957年には『パリの恋人』でオードリー・ヘプバーンの相手役を任されるなど国際的にも活躍し、1970年代
には深みのある渋い傍役として1980年代まで数多くの映画に出演しました。

【主要出演作品】
1946年『美女と野獣』La Belle Et La Bete

1946年『海の牙』Les Maudits
1947年『情婦マノン』Manon

1950年『裁きは終りぬ』Justice est Faite

1952年『アンリエットの巴里祭』La Fete a Henriette

1956年『水田地帯』La Risaia
1957年『パリの恋人』Funny Face

1960年『ひと夏の情事』Une Fille pour L'ete
1960年『45回転の殺人』Murder at 45 R.P.M.
1965年『皆殺しのシンフォニー』Symphonie Pour Un Massacre


【ご命日】

★クラーク・ゲイブル Clark Gable (1901.2.01~1960.11.16)



1930年代からキングと呼ばれてハリウッドに君臨した人気俳優。
主な出演作品として『ホワイト・シスター』『或る夜の出来事』『風と共に去りぬ』『荒馬と女』などがある。

『11月15日』

2019-11-14 19:12:39 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆フランチェスコ・ロージ Francesco Rosi (1922.11.15~2015.1.10)



ルキノ・ヴィスコンティの門下生で政治色の濃い社会派ドキュメンタリー映画監督です。
ナポリに生まれ、ナポリ大学で法律を学んでいましたが中退してナポリ放送局に勤務して芸能ディレクターになりました。戦後の
1946年にローマに出て俳優兼監督のエットレ・ジャンニ―二などの助手をしていましたが、1948年に彼の紹介でヴィスコンティの
『揺れる大地』の助監督となってネオ・リアリズムの映画制作の実態をつぶさに学びました。
1958年にはナポリの青年が市場を牛耳るマフィアの黒幕にたてついて凶弾に倒れる悲劇を描いた『挑戦』で監督として一本立ち、
出品したベニス映画祭で絶賛を浴びました。続く1959年の『メリヤス売人』、1962年の『シシリーの黒い霧』さらに1963年の
『都会を動かす手』などで政府の汚職とマフィアの実態に迫る問題作を連発して、強い政治的メッセージを発信する社会派の
ドキュメンタリー系作家として注目を集めました。

【主要監督作品】
1958年『挑戦』 La sfida 【YOUTUBEより】

1959年『メリヤス売人』 I magliari
 
1962年『シシリーの黒い霧』 Salvatore Giuliano 【YOUTUBEより】

1963年『都会を動かす手』 Le mani sulla città 【YOUTUBEより】

1965年『真実の瞬間』 Il Momento della verità 

1967年『イタリヤ式奇跡』 C'era una volta... 



☆マントヴァーニー Mantovani  (1905.11.15~1980.3.29)



カスケーディングと呼ばれるきらびやかな編曲法でイージーリスニング界を席巻したイギリスの編曲者、指揮者です。
ミラノのスカラ座で第一ヴァイオリンをつとめていた父親のもとにイタリアのベニスに生まれ、4歳の時にその父がロンドンの
王立歌劇場オーケストラに迎えられたため、一家でイギリスに渡りました。音楽一家で育ったため幼少期からピアノを弾き始め、
14歳でヴァイオリンを習いロンドンのトリニティ音楽院を卒業しました。その後、小編成のオーケストラを結成してバーミンガムを
拠点にスイートな演奏で活動を開始し、ラジオ出演やミュージカル音楽進出などを経て英国のトップ・オーケストラに躍り出ました。
1951年にはストリングスを主体としたオーケストラを再結成して1951年にリリースした『シャルメーヌ』が大ヒットしてムード
音楽のパイオニア的存在となり、以後も滝の流れのようにきらびやかなカスケーディング編曲法でイージーリスニング界を席巻、
世界で最も愛される楽団の一つとして絶大な人気を博しました。

【主要監督作品】
『シャルメーヌ』Charmaine【YOUTUBEより】

『ホワイト・クリスマス』White Christmas 視聴
『ムーラン・ルージュの歌』Moulin Rouge 視聴
『80日間世界一周』Around The World 視聴
『栄光への脱出』Exodus【YOUTUBEより】

『踊り明かそう』I Could Have Danced All Night  視聴
『スターダスト』Stardust 視聴
『ダニー・ボーイ』Danny Boy 視聴
『魅惑の宵』Some Enchanted Evening 視聴
『メキシカンハットダンス』Mexican Hat Dance  視聴
『旅情』Summertime In Venice【YOUTUBEより】

『男と女』Un Homme Et Une Femme 視聴
『グリーン・スリーヴス』Green Sleeves 視聴
『タラのテーマ』Tara's Theme 視聴
『虹の彼方』Somewhere Over The Rainbow 視聴
『フライミートゥザムーン』Fly Me To The Moon【YOUTUBEより】

『アマポーラ』Amapola 視聴
『煙が目にしみる』Smoke Gets in your Eyes 視聴
『バラ色の人生』La Vie en Rose 視聴
『バラのタンゴ』Tango delle rose【YOUTUBEより】

『ラ・メール』La mer 視聴
『セプテンバー・ソング』September Song 視聴
『今宵の君は』The Way You Look Tonight 視聴
『エストレリータ』Estrellita 視聴
『ひき潮』Ebb Tide 視聴


【ご命日】

★ジャン・ギャバン Jean Gabin (1904.5.17~1976.11.15)



トーキー初期から頭角を現わし、フランス映画界のトップスターとして最も輝いた俳優。
主な出演作品として『望郷』『どん底』『大いなる幻影』『霧の波止場』『現金に手を出すな』『ヘッドライト』などがある。


★タイロン・パワー Tyrone Power (1914.5.05~1958.11.15)



「ハリウッドのキング」に選ばれるほどの人気者でありながら絶えず出演作品に不満を抱いていた俳優。
主な出演作品として『スエズ』『血と砂』『愛情物語』『陽はまた昇る』『情婦』などがある。


『11月14日』

2019-11-13 17:21:37 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆ナルシソ・イエペス Narciso Yepes (1927.11.14~1997.5.03)



厳格で繊細な音色が特徴のクラシック・ギダーの第一人者です。
スペイン南東部のムルシア地方のロルカに生まれ、幼い頃から独学でギターを弾いていました。その後ロルカの音楽アカデミーで
本格的にギターを学び、バレンシア音楽院、マドリード音楽院に進んでギター演奏法や作曲を学びました。1947年にスペイン劇場
での国立管弦楽団の定演コンサートに招かれ、『アランフエス協奏曲』を演奏し、スペイン最高峰のギタリストであるアンドレス・
セゴビアの後継者として注目を集めました。
1952年にパリで映画監督のルネ・クレマンと出会い、『禁じられた遊び』の音楽を担当を頼まれ、既存曲でヴィセンテ・ゴメスが
『血と砂』の映画主題歌としていた『愛のロマンス』を編曲・演奏し、映画のヒットと共に世界的に有名なギタリストとなりました。
また、クラシック・ギターへのあくなき探求心から音域の広い10弦ギターを共同開発するなど、大胆で忠実、厳格で繊細な音色
によりギター界の第一人者として世界各地でツアーを繰り広げました。

↓はナルシソ・イエペスの『禁じられた遊び』【YOUTUBEより】


↓はナルシソ・イエペスの『金色の眼の女』【YOUTUBEより】


↓はナルシソ・イエペスの『アルハンブラの想い出』【YOUTUBEより】



【ご命日】

★トニー・リチャードソン  Tony Richardson (1928.6.05~1991.11.14)



「怒れる若者たち」文学に誘発されてフリーシネマ運動の旗頭となったイギリスの映画監督。
主な監督作品として『怒りを込めて振り返れ』『蜜の味』『長距離ランナーの孤独』『マドモアゼル』などがある。

『11月13日』

2019-11-12 22:19:22 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆アルベルト・ラトアーダ Alberto Lattuada (1914.11.13~2005.7.03)



第二次大戦後にリアリズム手法による文学の映像移行で名を残したイタリアの映画監督です。
オペラの作曲家フェリーチェ・ラトアーダの子息としてミラノに生まれました。大学在学中に文化評論誌「コルレンテ」の編集や
反ファシズム雑誌『カミナーレ…』の編集に加わり小説や造形美術批評などを執筆、同時に「ドムス誌」で映画批評も書くように
なりました。1940年には映画界に入り脚本家および助監督などをつとめ、1943年に "Giacomo l'idealista" (理想主義者ジャコモ)で
監督デビューしましたが国内では評価が分れたようです。監督としての名声を決定的にしたのは1949年の『ポー河の水車小屋』で、
客観的な立場から社会運動に参加し、フェデリコ・フェリーニの脚本により20世紀初頭の労働闘争を再現、ネオ・リアリズムの
傑作の一作品となりました。1950年にはフェリーニとの共同監督による『寄席の脚光』で人情噺をコメディタッチで描きましたが
その後は文芸作品や青春作品などで話題を呼んだものの並の映画作家に埋ずもれてしまいました。

【主要監督作品】
1949年『ポー河の水車小屋』 Il mulino del Po

1950年『寄席の脚光』 Luci del Varietà

1951年『アンナ』 Anna

1952年『外套』Il Cappotto
1953年『巷の恋』 L'amore in città
1957年『芽ばえ』 Guendalina

1958年『テンペスト』 La tempesta
1960年『十七歳よさようなら』 I dolci inganni 

1966年『マッチレス殺人戦列』 Matchless


☆オスカー・ウェルナー Oskar Werner (1922.11.13~1984.10.23)



ウイーンの名門「ブルグ劇場」の一員で国際的にも活躍したオーストリアの映画俳優です。
ウィーンに生まれ、少年の頃から舞台に憧れ、ブルグ劇場に籍を置いて地方公演などに参加しました。第二次大戦では兵役に
つきましたが終戦後にブルグ劇場に戻って中堅俳優としてシェイクスピア劇などで名声を高めました。1948年にカール・ ハートル
監督の "Der Engel mit der Posaune" (トランペットを持った天使)で映画デビュー、1950年にイギリスでリメイクされてこれにも
出演し映画俳優としてのスタートを切りました。1962年のフランソワ・トリュフォー監督の『突然炎のごとく』のジュール役が
出世作となり、その後も欧米の作品に招待されて国際的スターの地位を固めました。

【主要出演作品】
1949年『エロイカ』 Eroica 
1951年『暁前の決断』 Decision Before Dawn
1955年『歴史は女で作られる』  Lola Montès
1962年『突然炎のごとく』 Jules et Jim

1965年『愚か者の船』 Ship of Fools

1965年『寒い国から帰ったスパイ』 The Spy Who Came in from the Cold
1966年『華氏451』 Fahrenheit 451

1968年『しのび逢い』 Interlude
1968年『栄光の座』 The Shoes of the Fisherman 


☆グンナール・ビヨンストランド Gunnar Björnstrand (1909.11.13~1986.5.26)



王位ドラマ劇場で修業を摘みイングマール・ベルイマン作品で主要な役を演じたスエーデンの俳優です。
舞台の名優という父親の血を継いでストックホルムに生まれました。早くから子役として舞台に立っていましたが、1933年に
王立ドラマ劇場付属俳優学校で演技の基礎を学びました。余談ですが同校の同期生にイングリッド・バーグマンがいたそうです。
その後数本の映画に出演していましたが、1943年の "Natt i hamn" (夜の港)で本格的に映画界入りし、イングマール・ベルイマン
監督の初期作品となる1946年の『われらの恋に雨が降る』に出演して以後ベルイマン作品の常連として重厚なドラマから軽快な
コメディーまでオールラウンドにこなせる役者として重宝されました。

【主要出演作品】
1946年『われらの恋に雨が降る』 Det regnar på vår kärlek
1955年『夏の夜は三たび微笑む』  Sommarnattens leende

1957年『第七の封印』 Det Sjunde inseglet 

1957年『野いちご』 Smultronstället 

1959年『魔術師』Ansiktet
1961年『鏡の中にある如く』 Såsom i en spegel 

1962年『冬の光』 Nattvardsgästerna

1963年『沈黙』 Tystnaden
1966年『ペルソナ』 Persona
1968年『恥』 Skammen 


☆ジーン・セバーグ Jean Seberg (1938.11.13~1979.8.30)



セシル・カットのヘアスタイルで注目を集めヨーロッパで活躍したアメリカ出身の国際女優です。
スウェーデンからの移民の子として米国アイオワ州のマーシャルタウンに生まれ、地元のハイスクールの演劇部リーダーだった
頃から既に注目されていました。1957年にオットー・プレミンジャー監督の『聖女ジャンヌ・ダーク』の主役公募に参加して
18,000人の中から選ばれて映画デビューを果たし、ついで同監督の『悲しみよこんにちは』の主人公を演じ、セシル・カットと
呼ばれたボーイッシュなヘアスタイルが話題となって人気スターの仲間入りを果たしました。
1959年にはヌーヴェルヴァーグの新人監督ジャン・リュク・ゴダールの『勝手にしやがれ』に出演し、その後はヨーロッパを
中心に活動を続けました。
ただ、アメリカで黒人民族主義運動や黒人解放闘争を展開していた過激組織ブラック・パンサーの支持者であったため、FBIから
危険人物としてマークされたことによって精神に異常をきたし、遺書を残して失踪し遺体で発見され、わずか40年の短い人生に
自ら終止符を打ちました。

【主要出演作品】
1957年『聖女ジャンヌ・ダーク』 Saint Joan

1957年『悲しみよこんにちは』 Bonjour tristesse

1959年『勝手にしやがれ』 À bout de souffle

1961年『さよならパリ』 Les Grandes personnes
1964年『黄金の男』Echappement Libre
1964年『立派な詐欺師』Le Grand Escroc
1968年『ペルーの鳥』 Les Oiseaux Vont Mourir Au Perou

1969年『ペンチャーワゴン』Paint Your Wagon


☆ミゲル・アセベス・メヒア Miguel Aceves Mejia  (1915.11.13~2006.11.06)



「ファルセットの王」と称されたメキシコでは超有名な俳優、作曲家、歌手です。
メキシコのチワワで生まれ、新聞の売り子などをした後にフォード社でメカニック助手として働き、そのフォード社が実施した
歌唱コンテストで奨励されて歌手の道を歩き始めました。ロス・ポルテーニョスのトリオに参加した後、メキシコシティに行き、
ボレロ歌手として大成し、60本を超える映画にも出演、日本では殆ど無名ですがメキシコでは超有名なカリスマ的存在でした。

↓はミゲル・アセベス・メヒアの『ラ・マラゲーニャ』【YOUTUBEより】
(「あほ~」「あほや」「あほか」という掛け声は関西人にとっては強烈なインパクトでした)


↓はミゲル・アセベス・メヒアの『祈り』【YOUTUBEより】



【ご命日】

★ヴィットリオ・デ・シーカ  Vittorio De Sica (1901.7.07~1974.11.13)



ロセリーニと共に第二次大戦直後に世界を震撼させたネオレアリスモの旗手となったイタリアの映画監督、俳優。
主な監督作品として『靴みがき』『自転車泥棒』『ミラノの奇蹟』『ウンベルトD』『屋根』『ふたりの女』などがある。


★カルロ・ルスティケッリ Carlo Rustichelli (1916.12.24~2004.11.13)



オペラや劇場音楽の出身で、イタリアを代表する抒情派の映画音楽家。
主な映画音楽作品として『鉄道員』『刑事』『ローマの恋』『禁じられた恋の島』『ブーベの恋人』などがある。


『11月12日』

2019-11-11 16:29:16 | 明日は誰の日

【誕生日】


☆グレース・ケリー Grace Kelly (1929.11.12~1982.9.14)



神秘的なきらびやかさで活躍したハリウッド女優、そして元モナコ王国の公妃です。
アイルランド系の名門の家庭にペンシルバニア州フィラデルフィアで生まれました。18歳の時に両親の反対を押し切って単身で
ニューヨークのアメリカ演劇アカデミーに参加し、1949年にブロードウェイに出演していた時にフォックス社のスカウトの目に
とまり、1951年の "Fourteen Hours" で映画デビューを果たしました。
1952年のフレッド・ジンネマン監督の西部劇『真昼の決闘』で初々しくも勝気な若妻を演じ、これが出世作となりました。
その後もクール・ビューティーと称された知的な美貌で一気にトップスターに昇りつめ、特にヒッチコックのお気に入り女優
として活躍をづけていましたが、1955年にカンヌ映画祭でモナコ公国レーニエ大公と出会い求婚されて引退を決意、1956年の
『上流社会』を最後に銀幕から退き、クランクアップと共にモナコ公国レーニエ大公妃となりました。
しかし、1982年9月13日、高級車を運転して南仏からモナコに戻る途中に脳梗塞を発症、ガードレールに激突してそのまま帰らぬ
人となってしまいました。

【主要出演作品】
1952年『真昼の決闘』High Noon

1953年『モガンボ』Mogambo

1954年『ダイヤルMを廻せ!』Dial M for Murder

1954年『裏窓』Rear Window

1954年『喝采』The Country Girl

1954年『緑の火・エメラルド』Green Fire
1954年『トコリの橋』The Bridges at Toko-Ri
1955年『泥棒成金』To Catch a Thief

1956年『白鳥』The Swan

1956年『上流社会』High Society



☆ジョー・スタッフォード Jo Stafford  (1917.11.12~2008.7.16)



ビッグ・バンドの専属歌手からソロ・シンガーとして成功したアメリカのポップ・シンガーです。
カリフォルニア州コーリンガに生まれ、1935年前後に二人の姉とヴォーカル・トリオ「スタッフォード・シスターズ」を結成して
地元ラジオショーやフレッド・アステアのミュージカル映画に出演するなどの活動をしていましたが、姉妹の結婚で解散しました。
1938年に「パイド・パイパース」でリード・ヴォーカルをしていたときにビッグ・バンドのトミー・ドシー楽団でアレンジャーを
担当していたポール・ウエストンに認められて同楽団の専属歌手になりました。1952年にはキャピトル時代から共に活動していた
ポール・ウエストンと結婚、同年に夫婦としてリリースした『ユー・ビロング・トゥ・ミー』が全米No.1を記録しました。
その後も『ジャンバラヤ』『霧のロンドン』などのヒットでチャートの常連として1950年代を代表する歌姫として米国ポップス界に
君臨しました。1960年代から後は夫婦での活動が中心でしたが、1970年代にポールが体調を崩して活動を休止しました。

【主要歌唱曲】
『ユー・ビロング・トゥ・ミー』You Belong To Me 視聴
『ジャンバラヤ』Jambalaya

『フール・サッチ・アズ・アイ』A Fool Such As I 視聴
『霧のロンドン』On London Bridge

『枯葉』Autumn Leaves 視聴
『セントルイス・ブルース』St.Louis Blues 視聴
『セプテンバー・ソング』September Song 視聴


☆ブライアン・ハイランド Brian Hyland  (1943.11.12~ )



60年代ポップスを代表する『ビキニスタイルのお嬢さん』で一世を風靡したアメリカのアイドル・ポップシンガーです。
ニューヨーク市クイーンズのウッドヘブンで生まれ、子供の頃にギターとクラリネットを学んで教会の聖歌隊で唄っていました。
12歳の頃にハーモニーグループ「 デルフィス 」を結成、高校時代にはプロを目指し、運よく1959年にキャップ・レコードと契約、
デビュー曲『いとしのローズマリー』をリリースして新人アイドル歌手として注目を集めました。そして翌1960年にリリースした
『ビキニスタイルのお嬢さん』がいきなり全米No.1に輝く大ヒットとなり一躍スターダムにのし上がりました。
翌年にはアルバム "The Bashful Blond" に収録されていた『ベビー・フェイス』が日本でシングルカットされヒット、さらには
『涙のくちづけ』が全米3位のミリオン・ヒットとなって前途洋々かと思われたのですが、その後失速し1964年以降はこれといった
ヒットもなくいつしか忘れられた存在になってしまいました。

【主要歌唱曲】
1959年『いとしのローズマリー』Rosemary 視聴
1960年『ビキニスタイルのお嬢さん』Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini 全米1位

1960年『ベイビー・フェイス』Baby Face

1961年『おんぼろカーですっ飛ばせ』Lop-Sided Over-Loaded 視聴
1961年『16個の角砂糖』Sixteen Cubes Of Sugar 視聴
1961年『涙のくちづけ』Sealed With A Kiss 全米3位



【ご命日】

★フランク・プウルセル Franck Pourcel (1913.8.11~2000.11.12)



フランスのイージー・リスニング界のリーダーで、バイオリン奏者、作曲家、編曲家、楽団指揮者。
主な演奏曲として『私の心はバイオリン』『聞かせてよ愛の言葉』『急流』『ミスター・ロンリー』『アドロ』などがある。


★ウィリアム・ホールデン William Holden (1918.4.17~1981.11.12)



アイドル青春スターから作品に恵まれて大スターへと昇り詰めたハリウッド俳優。
主な出演作品として『第十七捕虜収容所』『麗しのサブリナ』『慕情』『ピクニック』『戦場にかける橋』などがある。