将棋の朝日杯は藤井七段の優勝、去年に引き続いての連覇で幕を閉じました。
私もNET中継を見ていたのですが、準決勝、決勝と後手番ながら危なげなく勝ったように見えました。
特に決勝の相手、渡辺棋王は今年度絶好調で現時点で最強の棋士と言っても差し支えないでしょう。
どのくらい好調かというと今年度勝率8割超え、15連勝達成、同時並行のタイトル戦も棋王戦は2連勝、王将戦は3連勝と相手をカド番に追い込んでいます。レーティングもトップです。
渡辺棋王は先手番では精緻な事前研究で有利に立つことがほとんどで、実際本人のブログを見ると決勝では藤井七段を想定してかなりの準備をしていたことが伺えます。
二人の得意戦法は角換わりですが決勝では先手番の渡辺棋王が雁木に誘導しました。多分藤井七段は雁木を想定していなかったので事前研究はなかったはずですが、スキを見せず互角の立ち上がりから小さなミスを咎めて有利に立ちました。
その後は厳密にいうと一手スキがあったようですが、渡辺棋王はその手に気づかず完勝でした。最後も冒頭の図のように龍捨ての華麗な決め手を放ち寄せきりました。
前述のブロクですが、事前研究の差で先手が有利に立てるはずがそうならなかった、というのは棋王にとってもかなりの驚きだったようです。
藤井七段はこれで今年度38勝7敗、年間最高勝率更新に望みを繋ぎました。
今後は屋敷九段の最年少タイトルの更新に注目が集まるかと思いますが、個人的にはタイトルは順位戦のクラスがA級またはB1になってからでも良いと思います。
いずれにしても今後もますます期待が高まる棋士であるのは間違いないですね。
私もNET中継を見ていたのですが、準決勝、決勝と後手番ながら危なげなく勝ったように見えました。
特に決勝の相手、渡辺棋王は今年度絶好調で現時点で最強の棋士と言っても差し支えないでしょう。
どのくらい好調かというと今年度勝率8割超え、15連勝達成、同時並行のタイトル戦も棋王戦は2連勝、王将戦は3連勝と相手をカド番に追い込んでいます。レーティングもトップです。
渡辺棋王は先手番では精緻な事前研究で有利に立つことがほとんどで、実際本人のブログを見ると決勝では藤井七段を想定してかなりの準備をしていたことが伺えます。
二人の得意戦法は角換わりですが決勝では先手番の渡辺棋王が雁木に誘導しました。多分藤井七段は雁木を想定していなかったので事前研究はなかったはずですが、スキを見せず互角の立ち上がりから小さなミスを咎めて有利に立ちました。
その後は厳密にいうと一手スキがあったようですが、渡辺棋王はその手に気づかず完勝でした。最後も冒頭の図のように龍捨ての華麗な決め手を放ち寄せきりました。
前述のブロクですが、事前研究の差で先手が有利に立てるはずがそうならなかった、というのは棋王にとってもかなりの驚きだったようです。
藤井七段はこれで今年度38勝7敗、年間最高勝率更新に望みを繋ぎました。
今後は屋敷九段の最年少タイトルの更新に注目が集まるかと思いますが、個人的にはタイトルは順位戦のクラスがA級またはB1になってからでも良いと思います。
いずれにしても今後もますます期待が高まる棋士であるのは間違いないですね。