クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

三佛寺投入堂について

2020年12月07日 21時19分44秒 | 旅行

11/15から中国地方をドライブしてきました。初日は埼玉から鳥取まで740kmの移動のみ。

久しぶりの超ロングドライブでした。
二日目は鳥取砂丘に少し寄って、投入堂に行きました。

投入堂は三徳山三佛寺という天台宗の寺院の奥の院です。三佛寺は修験道の影響が色濃いです。投入堂は古寺巡礼で有名な写真家・土門拳が日本第一の建築として挙げた垂直の断崖にへばりつくように建てられた懸造りのお堂で、最も近づくのが困難な国宝とも呼ばれています。

投入堂を見るには麓の駐車場に車を止めて、少し歩いて本堂にお参り後、投入堂参拝受付所から山道を登っていくことになります。受付所では参拝料を払うとともに靴をチェックされます。
私はトレッキングシューズを履いていきチェックはパスしたのですが、意外にも登山用ポールは禁止だそうで受付所に置いていきました。靴がチェックに引っかかるとわらじを借りて履くことになります(有料)。
登山途中にわらじを履いた人に聞いたのですが、全く滑らず快適だそうです。
事前の情報でクサリ場もある登山道とは聞いていたのですが、想像以上に険しい道でした。

途中手足を付いて登らざる得ない箇所がいくつもあり、登山用ポールが禁止な訳が分かりました。代わりに手袋は必須かと思います。


山をかなり登ると文殊堂や地蔵堂などのお堂がいくつか現れます。お堂の縁側に上がれて絶景なのですが、手すりもなく下を見るとすごい高さの絶壁で下を見るのは怖かったです。

投入堂の手前には岩窟に建てられた観音堂があります。

観音堂を過ぎて、写真の岩壁を回り込むと突然目の前に投入堂が現れます。


間近に見る投入堂は細い柱が印象的な優美で華奢な建物でした。建てるのは難作業だったのでしょうが、何百年もよく崩れないものだなと感心しました。なお投入堂の建築年ですが年輪年代法によると1110年と判定されています。