クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

石垣島旅行その5(竹富島レンタサイクル)

2022年01月19日 13時00分47秒 | 旅行
観光3日目は竹富島を再訪しました。
今回はレンタサイクルで島の主要部を巡ることにしました。

石垣島8:30発の高速船で竹富島まで15分程度で到着しました。
船着き場近くには水牛車やレンタサイクル業者のバスが並んでいるので、希望の業者に申し込み出発地まで運んでもらいます。この日はレンタサイクル竹富という個人業者に申込みました。

集落南側にあるレンタサイクル店までマイクロバスで移動し、そこから自転車で北にある集落中心部を中心に見学。その後島の西側の西桟橋、コンドイ浜というルートで回ることにしました。

北方向に移動し最初に見掛けた民家。空き家のようでした。



仲筋井戸と水道記念碑。
1976年に石垣島から海底送水が引かれるまでは飲料水として使われていました。


関係者以外立ち入り禁止の札が書かれた鳥居のある仲筋御嶽(サージオン)。
帰宅して調べると御嶽(オン)とは沖縄本島ではウタキまたはオタケといい、精神的、宗教的に神聖な場所です。竹富島には28箇所あるそうです。
仲筋御嶽には仲筋村の氏神・新志花重成(アラシバナカサナリ)と渡来先の沖縄島から招かれた神がまつられています。アラシバナカサナリの飼い犬が干ばつにも関わらず尻尾を濡らしていたことから前述の仲筋井戸が発見されたとされています。


集落の中心部にあるなごみの塔からの風景。
なごみの塔は老朽化のため、最上部には登れませんでした。


なごみの塔のすぐ隣りにあるあかやま展望台はコロナの影響か、休館でした。
そのため残念ながら高所から家並みを撮ることは出来ませんでした。


集落内の建物は石垣(グック)で囲まれており赤瓦の屋根にはシーサー、建物の正面にはマイヤシが立っています。


マイヤシとは目隠しの石積みのこと。


シーサーは中国由来の魔除けで普通はオス一匹か雌雄のペアである。
シーサーは屋根裏の熱気を抜く換気孔の雨除けの働きもしている。

観光客用の白いシーサー。



集落内の道は白砂が敷き詰められています。



石垣とブーゲンビリアはよく似合う。


時々、観光客を乗せた水牛車と出会います。





旧与那国家住宅。
竹富島伝統的建造物群保存地区の中心的建物で国内最西端の重要文化財。
建物の礎石にサンゴが使用されていました。


竹富島・西桟橋
復帰以前は松をくり抜いた船や帆船で西表島まで渡り稲作をしました。
稲作の間は由布島で寝泊まりしました。
竹富島はサンゴ礁の隆起で出来た島のため稲作には不向きですが、江戸時代は年貢米を納める必要があり、上記の通り西表島で米を作り納めました。
近年は漁のための船着き場としての利用。




最後にコンドイ浜に行きました。
広々としたエメラルドグリーンの海と白い砂浜が広がり開放感に溢れとても美しかったです。







2時間半ばかりのレンタサイクルによる竹富島のプチ探検でしたが、どこかなつかしい南国の美しい景色が堪能できて良い思い出ができました。