クロムの備忘録的ダイアリー

定年後の日々の楽しみや関心事、具体的には写真、カメラ、観る将あるいは投資の話題などを綴っていきます。

三井寺(園城寺)

2022年12月24日 19時01分27秒 | 投資
石山寺見学後、三井寺に向かいました。
古色蒼然たる風情の仁王門を抜けて進むと右側に釈迦堂(食堂)、正面に国宝の金堂があります。仁王像は金網が狭すぎて網を消せませんでした。金堂には本尊の弥勒菩薩が安置されています。
金堂には本尊の弥勒菩薩の他にも数多くの仏像が安置されていました。
金堂を反時計回りに進むと霊鐘堂があり、内部に弁慶が比叡山に引きずり上げたという伝説が残る弁慶鐘が置かれていました。
霊鐘堂の近くには一切経を安置する一切経蔵があります。
内部には一切経を納める回転式の八角輪蔵が置かれていました。
金堂正面の左手前には三井の晩鐘が吊り下げられた鐘楼があります。NHKのゆく年くる年の除夜の鐘で知られる名鐘で1回800円で撞かせてくれるので、記念に撞いてきました。
金堂を背に進むと右手に潅頂堂、太子堂、三重塔のある唐院と呼ばれる一段高くなった一郭があります。ここは三井寺の聖域で宗祖智証大師(円珍)の御廟であり唐からもたらした経典類を納めると同時に伝法潅頂道場としての役割を持っています。因みに円珍は日本真言密教の祖、空海の甥だそうですが、何故か天台宗(天台密教)に進んだのですね。
最後に重文13件を収納する文化財収納庫を見学しました。
三井寺は歴史のある大寺なので一度では見きれないほど見所の多い寺院でした。


仁王門と仁王像


国宝の金堂。内部に多くの仏像を安置。

一切経蔵と一切経を納める八角輪蔵

弁慶鐘

三井の晩鐘

三井寺の聖域である唐院入り口
唐院唐門

唐院潅頂堂。大師堂の拝殿兼伝法潅頂の道場

唐院大師堂。国宝智証大師像2体と重文黄不動尊立像を安置。