今回は斎王代の腰輿(およよ)に続く人達、騎女、采女、内侍、女別当の紹介です。

騎女(むなのりおんな)
斎王代の腰輿に続く騎乗の女性。斎王付きの清浄な巫女(みかんこ)。
6名います。着物での騎乗姿、なかなか格好いいです。
同志社大学馬術部の学生が務めるとのNET記事を見ましたが、そうとはかぎらないようです。
斎王代の腰輿に続く騎乗の女性。斎王付きの清浄な巫女(みかんこ)。
6名います。着物での騎乗姿、なかなか格好いいです。
同志社大学馬術部の学生が務めるとのNET記事を見ましたが、そうとはかぎらないようです。


御所内にて

河原町通にて

加茂街道にて

采女(うねめ)
平安時代、朝廷に仕え、天皇や皇后の食事や身の回りの世話をした下級の女官。
多くは地方豪族の娘でした。
装束が他と異なっており日陰の糸をまとうなど斎王代と共通する部分もあるようです。
平安時代、朝廷に仕え、天皇や皇后の食事や身の回りの世話をした下級の女官。
多くは地方豪族の娘でした。
装束が他と異なっており日陰の糸をまとうなど斎王代と共通する部分もあるようです。




内侍と女別当。萌黄色の傘が内侍、紫は女別当です。
内侍(ないし)
女嬬の上役。命婦より高官で萌黄色の花傘を差し掛けられています。
女嬬の上役。命婦より高官で萌黄色の花傘を差し掛けられています。


女別当(じょべっとう、おんなべっとう)
内侍以下の監督係。斎王代の次に高位の女官。紫の花傘を差し掛けられています。


余談ですが、斎王代、女別当、内侍は高貴な役なので、京都でもそれなりの家柄の女性が務めるようです。