かきもち(欠餅)が好きです。
おいしく食べた子どもの頃の記憶があるからでしょう。固くなった鏡餅を手で欠いて小さくし、油で揚げて塩を振ったものです。歯ごたえがよく香ばしく、貧しかった頃の貴重なおやつでした。
今は、いろんなところで売っていますが、形、大きさ、硬さ、味の濃さがメーカーによって違います。メーカーが倒産したのか、好みのおかきが店頭から姿を消してしまいました。
しかたない、自分で作ることにしました。
パックの餅はいつまでも硬くならず、昔のようにあられ状にして油で揚げることができません。妻の「油を吸いすぎます」の一言であきらめました。それならばと、餅の柔らかさを生かし薄くせんべい状に切ってみました。二日ほど干し、
少ない油でフライパンを使って焼くことにしました。
1回目は切り方が厚く、何のことはない、単なる小さな焼き餅になってしまいました。2度目は薄すぎて歯ごたえがいま一つ。3回目にしてやっと歯触りの良いかき餅ができました。焼き上がりに醤油を垂らすと香ばしい匂い、、、、ビールはもとより日本酒にも合います。
パック餅2個を一回分として、スライス、干す、焼く、袋に詰めるという工程を繰り返しています。「宙製菓謹製」の醤油味、塩味、砂糖味の3種類のおかき、おいしいですよ。新型ウィルスが収束し、皆さんと自由に行き来ができるようになった時の「お土産」にするつもりです。(なお、通販は行っておりません。)
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