今世紀最大の爆発「日が差さず真っ暗!」スマトラ島シナブン山
インドネシア・スマトラ島では19日、シナブン山が爆発して、上空に巨大なキノコ雲が出現した。晴れ渡った青空に広がる黒い噴煙で、ふもとには大量の火山灰が降り注ぎ、昼前の時間帯にもかかわらず、太陽の光が差さなくなり、闇夜のように真っ暗になった。
同国国家災害管理局(BNPB)によると、シナブン山は19日午前9時前、雷鳴のような轟音とともに噴火した。噴火に伴って火山性地震が607秒間続き、黒い噴煙が上空5000メートルに到達。そのようすは米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星も確認している。
火口からは南東の斜面に向かって高温の火山灰や軽石、火山岩が一気に流れ落ち、火砕流の長さは約3500〜4900メートルの地点に達した。
大量の火山灰が降ったふもとの村では、噴火が起こる前までの青空が噴煙で見えなくなり、一時は視界が2〜5メートルと闇夜のように真っ暗になった。
BNPBは航空機向けのカラーコードを4段階中、危険度が最も高い「赤色」に引き上げ、火山周辺上空の航行を禁止した。
標高2460メートルのシナブン山は、2013年9月以降、本格的な噴火活動が続いているが、BNPBによると、今回の噴火はこれまでで最大規模だが、ひとりの死傷者も出ていない。しかし、ふもとの家屋や農地、道路は厚く火山灰が降り積もっていて、マスクとゴーグルなしでは外出ができない状態だ。
こんなに噴火してるのに、こんなに人がいて大丈夫でしょうか・・・・・
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