羽生結弦、現役続行へ…V3なら94年ぶり「もうちょっと滑る」
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(23)=ANA=がフリー2位の206・17点、合計317・85点でディック・バトン(米国)以来66年ぶりの連覇。
冬季五輪通算1000個目の金メダルとなった。SP3位の宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=は202・73点、合計306・90点で銀メダル。
冬季五輪では表彰台を独占した1972年札幌大会スキージャンプ70メートル級(笠谷幸生、金野昭次、青地清二)以来2度目の日本勢ワンツーフィニッシュとなった。
◆ユヅに聞く
―涙を浮かべていた。
「本当に大変だったから。家族やチーム、育ててくれたコーチや担任の先生、支えてくれた方を含め、いろんな思いがこみ上げてきた」
―自分のキャリアで今、どの位置にいるか。
「小さい頃から描いていた夢の中で、やっと中間点ぐらい。スケートを始め、五輪で金メダルを取ると思っていたころの自分に『取れたよ、練習あるけど頑張れよ』と言いたい」
―ソチ五輪の金との違い。
「あの時は無我夢中で頑張っていた。ただ、ミスがあった。何とかそのミスを払拭する演技ができてうれしかった」
―五輪3連覇に関しては。
「今は特に次の五輪については考えてない。まず足首を完璧に治せるように努力することが一番。この4年間相当レベルが上がって、僕も何回も何回も置いていかれてきた。頼もしい後輩もいるし、まだ辞めない素晴らしいスケーターもいる。もうちょっと多分滑ると思うけど、みんなと一緒に滑りながらまた考えていきたい」
―3月の世界選手権(イタリア)では2連覇が懸かるが。
「(出場は)まだ分からない。やはり(昨年11月に負った)右足(首)のけががそんなに良くはないと思っているので。今回かなり無理をさせてしまった。もうちょっと考えたい」
―今日の勝利はどのくらいドラマチックだった?
「漫画の主人公にしてはできすぎなくらい、設定がいろいろあった」
―宇野とワンツーフィニッシュ。
「一緒に表彰台に立てる日本の仲間がいる。僕は彼のことをノービス(小学生クラス)時代から知っている。彼とこうしてメダルを取れたことは本当に良かったなと思う」
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