神戸市西区のピアノ教室「音楽広場Sound-Scape」

ピアノを弾き、歌をうたい、時には鍵盤ハーモニカやリコーダーまで
個性豊かな生徒たちとの日常をつぶやいています

ピタゴラス音律

2009-03-04 22:09:57 | つぶやき

今日の日記は、レッスンの様子ではなく
母校の大学広報誌のコラムに掲載されていた
興味深いお話をご紹介します 


「 ピタゴラス 金槌の音で音階発見 

という見出しで書かれていたコラムは、

数学でおなじみの哲学者ピタゴラスが、金槌でものを打つ音を聞き
金槌の重さを替えれば、音が変わる事に気付きました。
「 音が変化する為には何か法則があり、数で証明できるに違いない 」
このひらめきこそが 「 ピタゴラス音律 」 誕生の瞬間でした。

イタリアの哲学者ボエティウスは、弦が一本張っただけの
モノコードという楽器を作り、ピタゴラスの理論を検証しました。
ピタゴラスの伝説では金槌の重さを変えると音が変化する
となっていますが、弦の長さで音の性質が変わる事がわかりました。

弦の長さを半分にすると音は1オクターブ高くなり、
さらに3分の2にすると 「 ソ 」 の音、
「 ソ 」 の音の3分の2なら 「 レ 」 の音が生まれ
これらの音を組み合わせると 「 ド・レ・ミ 」 
が出来る事を証明しました。

「 ド・レ・ミ 」 の理論は一本の ものさしがあれば
確かめる事が出来るシンプルなものだったのです。


という内容のお話でした。  

ずっと以前、生徒に
「 ド・レ・ミの音符って、誰が決めたん  」
って聞かれた事があったのですが、答えられなくて、
「 誰が決めたのかなぁ  先生も知らないわぁ。。。」
という会話をした事を思い出しました 

長い間 音楽に携わっていながら、ドレミの成り立ちについては
疑問に思った事も 深く考えた事も無かったので 
このコラムの記事を読んで、すごく勉強になりました 





コメント
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