考えなければならないことが色々あり、気分散漫の状態が続いてブログが書けないでいるうちに、もう十月。
「早いもので、九月も もう半ば」と始めた前回記事を見ると時の速さを痛感するが、とにもかくにも季節は秋本番に入りつつある。
にも関わらず、現実は梅雨のような日々で少々困惑気味。
困惑しているのは人間ばかりではなく、私のウォーキングコース沿いにある家の生垣には、鮮やかな青紫の紫陽花が二輪咲いている。
季節はずれの曇天下にポツンと咲く様が、孤高の誉を映していると同時にどことなく寂しげでもあり、どこかの中年男に似て愛らしく思える。
・・・なんて、呑気なことばかりは言っていられない。
秋の味覚に悪影響があるからだ。
特に、農産物。
小売価格が上がるのは容易に想像できる。
ただでさえ消費税8%に日々の生活を圧迫されているのに、その上、値段が高くなるのは庶民には辛い。
もちろん、誰が悪いわけでもないのだけど、本当に困ってしまう。
最近、困ったことが他にもあった。
一週間前の午後、私のボロスマホがとうとう壊れてしまった。
四年半使ったのだが、不具合はしばらく前からありダマシダマシ使っていたのだが、寿命がきてしまった。
最終的には、画面が真っ暗に。
電源は入るし、着信音は鳴るから作動はしているようなのだが、とにかく画面が真っ暗。
画面上の操作がまるでできなくなり、まったく使いものにならなくなってしまった。
こうなると、お手上げ。
仕事に支障をきたすのだが、その日は時間がなくてショップに行けず。
翌日の午後に何とか時間をつくってショップへ。
今更、旧機を修理しても無駄が多いので、機種変更をすることに。
ショップは混雑しており、予約なしで行ったため、入店から退店するまで要した時間は約三時間。
ただ、早急に何とかしないといけなかったので辛抱して待ち、新しいスマホを手に入れた。
只今、新機の使い方に困っているところだけど、もっと困ったことになったのは電話帳。
メモリーチップには、前のガラケー時代のデータ、つまり、四年半前迄のデータしか保存されておらず。
本体以外、クラウドに保存するなんてことも一切していなかったため(そもそも、そんなもの知らなかった)、こうなってしまった。
つまり、ここ四年半の間で新規登録した氏名・電話番号・メルアドはすべてなくなってしまったわけ。
旧機を修理してデータを取り出せばいいらしいのだが、それなりの費用と時間がかかるため、それはしないことに。
結局、“知っている人からかかってくる知らない番号”を、コツコツ登録していくしかないのである。
困りごとは、まだある。
このところ、不眠症が重症化しているのだ。
夜中に何度も目が醒めるのは長年のことだから諦めているけど、寝ボケ気味の覚醒ではなくハッキリとした覚醒で、しかも色々と考え事をしてしまうため眠れなくなる。
そして、寝付けないまま朝を迎え、悶々としているのは時間がもったいないので、早朝から起きだして仕事にでるのである。
もちろん、その反動はある。
昼間、眠くなることが増えている。
もちろん、眠らないように我慢はする。
それでも、瞬間的に気絶しそうになることがある。
恐いのは、車の運転中。
これは、事故につながりかねない。
仮に事故を起こしたりすれば、自分だけの問題ではなくなり、他人に大きな迷惑をかけることになってしまう。
場合によっては、取り返しのつかない事態を引き起こしたりして、人生を狂わせる(もともと狂ってる?)。
だから、コーヒーやガムは車に常備している。
また、足をつねったり大声を出したりと、ありとあらゆる手で使って睡魔と戦う。
常日頃から心がけているけど、やはり、車をとめて仮眠をとるくらいの気持ちと時間の余裕が必要だ。
あとは、一昨日から左股関節の具合が悪い。
特に何をしたわけでもないのに、その日の早朝から急に痛くなりだしたのだ。
スクワットをしたり四股を踏んだりすればいいらしいから少しやってみてはいるけど、劇的な変化はない。
ゆっくり歩くだけでも痛みがでて、このままでは仕事にも私生活にも障害になる。
五月下旬に痛めたときは、ウォーキングをやめてできるかぎり安静にしていたら痛みは治まったので、今しばらく様子をみようと思うけど、とにかく困ったものである。
ま、スマホみたいに身種変更できないところにも人間の味があるわけで、身体の老朽化は甘んじて受け入れるしかない。
「できるだけ早く来てほしい!」
不動産管理会社から、急な依頼が入った。
自社所有の1Rマンションで住人が死亡。
そのまま相応の時間が経過し、遺体は腐敗。
「外部に異臭が漏れ出し、他の住人が騒ぎ始めたため、早急に処置をしてほしい」
という依頼で、私は、当日の作業を早々に切り上げ、その現場に走った。
現場には、管理会社の担当者が来た。
私より一回りくらい若そうな彼と私は、マンション1Fで合流。
名刺を交換しながら、定型の挨拶を交わした。
「もぉ・・・まいっちゃいましたよぉ・・・」
挨拶を交わした後の彼は、第一声でそう嘆いた。
ただ、彼が“まいった”原因は、私が思っていたものではなかった。
彼は、会社から“お前が行ってこい”と指示されたよう。
そして、“なんで俺が?”と疑問が残る中、上司の命令には逆らえず、渋々、現場にやってきたのだった。
彼は、自社物件で腐乱死体が発生したことを嘆いたのではなく、自分がその処理を担当することになってしまったことを嘆いたのだ。
それはそれで正直な気持ちなのだろうけど、本来、サラリーマンは組織人として仕事をするもの。
しかし、彼にその弁え(わきまえ)はなさそうで、個人的な愚痴を初対面の私に吐露。
私は、そこのところに、親しみを含め、ちょっとした感覚のズレを覚えた。
そんな具合で、彼にあまり緊迫した様子はなし。
“管理会社の一社員”という気軽な立場のせいか、もともとの彼のスタンスか、事の経緯を他人事のように説明。
遺体発見時、自分の所属部署が騒動になったことを、身振り手振りも大袈裟に、時には笑いを交えながら話した。
そして、人が一人亡くなって、しかも近隣から苦情がきているにも関わらず、
「死んじゃったもんは仕方ないっすよ」
と、あっけらかん。
私は、大らかなのか無神経なのかよくわからないキャラが妙におかしくて、苦笑いを浮かべた。
玄関前周辺には確かに異臭が漏洩していた。
それを鼻に感じた彼は、
「うわぁ~・・・クセーッ! こんなニオイがするもんなんですか!?」
と、ウケでも狙っているかのように、オーバーリアクション。
そして、
「うえ・・・気持ち悪くなってきたぁ・・・ゲホゲホ・・・」
と、周囲に聞えることなんかまったく気にせず、笑いながら咳き込んだ。
そうして、場もわきまえず、しばし談笑して後、
「でも、心配しないで下さい・・・警察は、“中はそんなに酷くない”って言ってましたから・・・」
と、彼は、顔を真に変え、目を泳がせながら中の様子を教えてくれた。
ただ、ウソをつくのは下手なよう。
私が恐怖感を抱かないように気を使ってくれたようだったが、私だって素人ではない。
ニオイを嗅げば、室内がライト級でないことくらいはわかる。
そして、そんなことは、室内を見ればすぐに明らかになる。
だから、「本当ですか?」なんて野暮な質問はせず、「だといいですけどね・・・」と、彼の心遣いをありがたくもらっておいた。
困ったのは、その後、遺族も合流したときのこと。
彼のキャラは相手や空気では変わらず。
「こんなニオイ初めてでしょ!?」
「うわ・・・また気持ち悪くなってきた・・・ゲホゲホ・・・」
と、遺族に対しても変わらないノリ。
“困った人だなぁ・・・遺族がいてもこのノリとは・・・”
と、私は、内心で苦笑いしながら、
“気を悪くしてるんじゃないか?”
と、そっと遺族の顔色をうかがった。
遺族は、故人が孤独死腐乱したことについて、またそれが原因で周囲に迷惑をかけてしまっていることについて、酷く咎められることを覚悟してきたよう。
平身低頭で表情を強ばらせていた。
しかし、彼は、起こった出来事を
「死んじゃったもんは仕方ないっすよ」
と、余計な文句を言うでもなく たった一言で片付けた。
そして、今後の処理方を詳しく説明。
話の内容は、ほとんど私からの請け売りだったが、その姿は建設的というか、とても前向きなものに見え、清々しくホッとさせられるものがあった。
一方の遺族は、少し拍子抜けしたような様子。
固かった表情も和らいでいき、穏やかな表情に変わっていった。
「本当の自分」という言葉をよく耳にする。
「本当の自分を探す」とか「本当の自分を取り戻す」とかいった具合に。
しかし、本当の自分って一人だろうか・・・
私は、そうは思わない。
本当の自分は、本音と建前、礼儀と無礼、善と悪の狭間と困惑の中に何人もいる・・・何人も。
そして、本意だろうが不本意だろうが、TPOに合わせて、そいつ等を着分けるのが今の世の当り前の生き方である。
担当者の彼は、良く言えば「正直者」、悪く言えば「無礼者」。
“空気を読む”ということを知らないのかどうか・・・ただ、悪気がないことは伝わってきた。
どちらにしろ、憎めないタイプの人物だった。
「いい人なんだろうけど、出世はしなそうだな・・・」
私は、死場にいながらもストレートなセリフを吐いたり笑ったりする彼を見ながらそう思った。
そして、そんな彼に困惑しつつも、偏った幸福観しか持ち合わせていないが故に、彼の屈託のない子供のような笑顔を羨ましく思ったのだった。
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「早いもので、九月も もう半ば」と始めた前回記事を見ると時の速さを痛感するが、とにもかくにも季節は秋本番に入りつつある。
にも関わらず、現実は梅雨のような日々で少々困惑気味。
困惑しているのは人間ばかりではなく、私のウォーキングコース沿いにある家の生垣には、鮮やかな青紫の紫陽花が二輪咲いている。
季節はずれの曇天下にポツンと咲く様が、孤高の誉を映していると同時にどことなく寂しげでもあり、どこかの中年男に似て愛らしく思える。
・・・なんて、呑気なことばかりは言っていられない。
秋の味覚に悪影響があるからだ。
特に、農産物。
小売価格が上がるのは容易に想像できる。
ただでさえ消費税8%に日々の生活を圧迫されているのに、その上、値段が高くなるのは庶民には辛い。
もちろん、誰が悪いわけでもないのだけど、本当に困ってしまう。
最近、困ったことが他にもあった。
一週間前の午後、私のボロスマホがとうとう壊れてしまった。
四年半使ったのだが、不具合はしばらく前からありダマシダマシ使っていたのだが、寿命がきてしまった。
最終的には、画面が真っ暗に。
電源は入るし、着信音は鳴るから作動はしているようなのだが、とにかく画面が真っ暗。
画面上の操作がまるでできなくなり、まったく使いものにならなくなってしまった。
こうなると、お手上げ。
仕事に支障をきたすのだが、その日は時間がなくてショップに行けず。
翌日の午後に何とか時間をつくってショップへ。
今更、旧機を修理しても無駄が多いので、機種変更をすることに。
ショップは混雑しており、予約なしで行ったため、入店から退店するまで要した時間は約三時間。
ただ、早急に何とかしないといけなかったので辛抱して待ち、新しいスマホを手に入れた。
只今、新機の使い方に困っているところだけど、もっと困ったことになったのは電話帳。
メモリーチップには、前のガラケー時代のデータ、つまり、四年半前迄のデータしか保存されておらず。
本体以外、クラウドに保存するなんてことも一切していなかったため(そもそも、そんなもの知らなかった)、こうなってしまった。
つまり、ここ四年半の間で新規登録した氏名・電話番号・メルアドはすべてなくなってしまったわけ。
旧機を修理してデータを取り出せばいいらしいのだが、それなりの費用と時間がかかるため、それはしないことに。
結局、“知っている人からかかってくる知らない番号”を、コツコツ登録していくしかないのである。
困りごとは、まだある。
このところ、不眠症が重症化しているのだ。
夜中に何度も目が醒めるのは長年のことだから諦めているけど、寝ボケ気味の覚醒ではなくハッキリとした覚醒で、しかも色々と考え事をしてしまうため眠れなくなる。
そして、寝付けないまま朝を迎え、悶々としているのは時間がもったいないので、早朝から起きだして仕事にでるのである。
もちろん、その反動はある。
昼間、眠くなることが増えている。
もちろん、眠らないように我慢はする。
それでも、瞬間的に気絶しそうになることがある。
恐いのは、車の運転中。
これは、事故につながりかねない。
仮に事故を起こしたりすれば、自分だけの問題ではなくなり、他人に大きな迷惑をかけることになってしまう。
場合によっては、取り返しのつかない事態を引き起こしたりして、人生を狂わせる(もともと狂ってる?)。
だから、コーヒーやガムは車に常備している。
また、足をつねったり大声を出したりと、ありとあらゆる手で使って睡魔と戦う。
常日頃から心がけているけど、やはり、車をとめて仮眠をとるくらいの気持ちと時間の余裕が必要だ。
あとは、一昨日から左股関節の具合が悪い。
特に何をしたわけでもないのに、その日の早朝から急に痛くなりだしたのだ。
スクワットをしたり四股を踏んだりすればいいらしいから少しやってみてはいるけど、劇的な変化はない。
ゆっくり歩くだけでも痛みがでて、このままでは仕事にも私生活にも障害になる。
五月下旬に痛めたときは、ウォーキングをやめてできるかぎり安静にしていたら痛みは治まったので、今しばらく様子をみようと思うけど、とにかく困ったものである。
ま、スマホみたいに身種変更できないところにも人間の味があるわけで、身体の老朽化は甘んじて受け入れるしかない。
「できるだけ早く来てほしい!」
不動産管理会社から、急な依頼が入った。
自社所有の1Rマンションで住人が死亡。
そのまま相応の時間が経過し、遺体は腐敗。
「外部に異臭が漏れ出し、他の住人が騒ぎ始めたため、早急に処置をしてほしい」
という依頼で、私は、当日の作業を早々に切り上げ、その現場に走った。
現場には、管理会社の担当者が来た。
私より一回りくらい若そうな彼と私は、マンション1Fで合流。
名刺を交換しながら、定型の挨拶を交わした。
「もぉ・・・まいっちゃいましたよぉ・・・」
挨拶を交わした後の彼は、第一声でそう嘆いた。
ただ、彼が“まいった”原因は、私が思っていたものではなかった。
彼は、会社から“お前が行ってこい”と指示されたよう。
そして、“なんで俺が?”と疑問が残る中、上司の命令には逆らえず、渋々、現場にやってきたのだった。
彼は、自社物件で腐乱死体が発生したことを嘆いたのではなく、自分がその処理を担当することになってしまったことを嘆いたのだ。
それはそれで正直な気持ちなのだろうけど、本来、サラリーマンは組織人として仕事をするもの。
しかし、彼にその弁え(わきまえ)はなさそうで、個人的な愚痴を初対面の私に吐露。
私は、そこのところに、親しみを含め、ちょっとした感覚のズレを覚えた。
そんな具合で、彼にあまり緊迫した様子はなし。
“管理会社の一社員”という気軽な立場のせいか、もともとの彼のスタンスか、事の経緯を他人事のように説明。
遺体発見時、自分の所属部署が騒動になったことを、身振り手振りも大袈裟に、時には笑いを交えながら話した。
そして、人が一人亡くなって、しかも近隣から苦情がきているにも関わらず、
「死んじゃったもんは仕方ないっすよ」
と、あっけらかん。
私は、大らかなのか無神経なのかよくわからないキャラが妙におかしくて、苦笑いを浮かべた。
玄関前周辺には確かに異臭が漏洩していた。
それを鼻に感じた彼は、
「うわぁ~・・・クセーッ! こんなニオイがするもんなんですか!?」
と、ウケでも狙っているかのように、オーバーリアクション。
そして、
「うえ・・・気持ち悪くなってきたぁ・・・ゲホゲホ・・・」
と、周囲に聞えることなんかまったく気にせず、笑いながら咳き込んだ。
そうして、場もわきまえず、しばし談笑して後、
「でも、心配しないで下さい・・・警察は、“中はそんなに酷くない”って言ってましたから・・・」
と、彼は、顔を真に変え、目を泳がせながら中の様子を教えてくれた。
ただ、ウソをつくのは下手なよう。
私が恐怖感を抱かないように気を使ってくれたようだったが、私だって素人ではない。
ニオイを嗅げば、室内がライト級でないことくらいはわかる。
そして、そんなことは、室内を見ればすぐに明らかになる。
だから、「本当ですか?」なんて野暮な質問はせず、「だといいですけどね・・・」と、彼の心遣いをありがたくもらっておいた。
困ったのは、その後、遺族も合流したときのこと。
彼のキャラは相手や空気では変わらず。
「こんなニオイ初めてでしょ!?」
「うわ・・・また気持ち悪くなってきた・・・ゲホゲホ・・・」
と、遺族に対しても変わらないノリ。
“困った人だなぁ・・・遺族がいてもこのノリとは・・・”
と、私は、内心で苦笑いしながら、
“気を悪くしてるんじゃないか?”
と、そっと遺族の顔色をうかがった。
遺族は、故人が孤独死腐乱したことについて、またそれが原因で周囲に迷惑をかけてしまっていることについて、酷く咎められることを覚悟してきたよう。
平身低頭で表情を強ばらせていた。
しかし、彼は、起こった出来事を
「死んじゃったもんは仕方ないっすよ」
と、余計な文句を言うでもなく たった一言で片付けた。
そして、今後の処理方を詳しく説明。
話の内容は、ほとんど私からの請け売りだったが、その姿は建設的というか、とても前向きなものに見え、清々しくホッとさせられるものがあった。
一方の遺族は、少し拍子抜けしたような様子。
固かった表情も和らいでいき、穏やかな表情に変わっていった。
「本当の自分」という言葉をよく耳にする。
「本当の自分を探す」とか「本当の自分を取り戻す」とかいった具合に。
しかし、本当の自分って一人だろうか・・・
私は、そうは思わない。
本当の自分は、本音と建前、礼儀と無礼、善と悪の狭間と困惑の中に何人もいる・・・何人も。
そして、本意だろうが不本意だろうが、TPOに合わせて、そいつ等を着分けるのが今の世の当り前の生き方である。
担当者の彼は、良く言えば「正直者」、悪く言えば「無礼者」。
“空気を読む”ということを知らないのかどうか・・・ただ、悪気がないことは伝わってきた。
どちらにしろ、憎めないタイプの人物だった。
「いい人なんだろうけど、出世はしなそうだな・・・」
私は、死場にいながらもストレートなセリフを吐いたり笑ったりする彼を見ながらそう思った。
そして、そんな彼に困惑しつつも、偏った幸福観しか持ち合わせていないが故に、彼の屈託のない子供のような笑顔を羨ましく思ったのだった。
公開コメント版
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