昼から広島市マーガレットコンサートのリハーサル。
夕方、広島ウインド本番を聴きに西区民センターへ。
昨日チケットが売れてないというから慌ててオケリハ後に来たのに会場は満員。
中高生もいたが明らかに懐かしさを求めてきた中年層のお客さんが多い。
なんたってタイトルが下野・HWOサウンドによる懐かしの吹奏楽名曲コンサートですから。
演奏者のテクニックを盗もうと客席の前列の大体を占める中高生に対して
後列では懐かしのサウンドに酔いしれ、青春時代に戻った中年の姿が印象的でした。
プログラムは
J.バーンズ:アルヴァマー序曲
後藤 洋:カドリーユ
R.ミッチェル:大草原の歌
G.ホルスト:吹奏楽のための組曲第1番変ホ長調
R.ジェイガー:シンフォニア・ノビリッシマ
R.ジェイガー:交響曲第1番
休憩後に集中力のあるジェイガーのノビリッシマとシンフォニーが聴けた。
ジェイガーの交響曲はドロドロと混沌とした1楽章の後、ショスタコ風軍隊マーチ。
とろける甘い3楽章の後の4楽章はスネアドラムの16ビートにのった1楽章の再現。
勝利のマーチが鳴り響き、クライマックスでは怒涛のように押し寄せる音の感動がある。
昔は吹奏楽コンクールの自由曲で4楽章だけが流行った時代があったが
この曲はやはり全曲をやらないと意味がない。
4楽章でそれまでのモチーフが散々顔を出すのだ。
大学の吹奏楽で1年間向き合った曲だけに
感動と興奮と懐かしさと愛に溢れた作品で胸一杯になった。
我々中年にはやはりジェイガーがいい!リードもいい!