広島滞在3日目。
午前中は広響のクラリネットオーデションを受けるプロオケ奏者のレッスン。
まさか自分がいたポスト(席)の受験者のレッスンをする事となるとは。
広響在団中もクラリネットオーデションの際、受験者からレッスンして欲しいと要望があったけど、審査する側なので不公平になるからとお断りしてきたが、そういう意味では自由の身になったということかな。
一次はモーツァルトのクラリネット協奏曲。
オーデションの定番中の定番。
最近はウェーバーの協奏曲や無伴奏ソロをモーツァルトと合わせて一緒に吹かせる楽団も多くなってきたが、僕は個人的にモーツァルトだけで十分判断できるであろうと思う。
もし他の協奏曲を聴く時間があればその分オケスタを聴きたいと思う。
その人のモーツァルトの1楽章を聴けば音色、表現、テクニック、モーツァルトのスタイル、演奏スタイル全てが丸わかりである。