マイスペース

半径1m以内の出来事を独りごちております。

父の最大関心事

2014年07月03日 | 半径1mの話
本日こちらは、超大雨&強風でございました。

そんな一歩外へ出たら全身びしょ濡れになるような悪天候の中、父のお見舞いに行ってまいりました。

どこかが痛くて入院しているわけではないので、父もやることがなく退屈そうにしておりました。

で、もっぱらの関心事は、何とかしてタバコを吸えぬものか、と言うことでありました。

入院が決まってからと言うもの、一日7本吸っていたタバコを、食後の3本だけで我慢できるようになったと威張っておりまして

この分でいけば、入院期間中何とかなりそうだ、と言っていたのに、
入院道具を入れた鞄の中にはちゃっかりタバコを忍ばせておったのであります。

で、部屋の中で吸うとわかるかね?などとオッペケペな事を言うので

煙探知機がついてるから、バレるよ、と脅して

バルコニーだったら感知しないだろうけどね、などとよからぬ話しをしたのが昨日のことでありました。


で、本日は、そのバルコニーの話題になりまして、

支えがない造りだが、落っこちたりしないだろうか、と言うので

そこで、タバコを吸う作戦を決行するつもりなのは、バレバレであります。

手術は無事に終わったのに、隠れてタバコを吸っててバルコニーごと落っこちて死んだ~

なんてことになったらいい笑い者だよ


てな事を申しましたらば
笑っておりましたが、

では、入院している人たちはどこで吸ってるんじゃろと言うので

我慢してるんだよ、と申しましたらば

そんなはずはない、我慢できるはずがない、と言います。


たしかに、全館禁煙となっているはずなのに、暗黙の了解的喫煙場所がある病院もあるにはありますが・・・


ここの病院には屋上庭園があるみたいだね・・と余計な事を言ってしまった私。

そうか!
では、屋上に行くぞ!

いやいや。この大雨の中、屋上に行ったらびしょ濡れだよ。
観念するしかないよ、と言っても諦めきれない様子で


だいたい、こんな入院着なんかを着せているのも、外にタバコを吸いに行かせないために違いないな。

などと、パジャマにまでタバコを吸えないお鉢が回ってくる始末でありました。


明日は右目の手術なので、病室に看護師さんの出入りも多かろうから
決行するのは今日しかない!

とかなんとか言っちゃって、鞄の中から喫煙道具一式を取り出して、手近な引き出しの中へと移動させたのでありました。

ほんでもって、決行するときは部屋のカーテンを閉めるだけでは灯りでシルエットが見えて外を通る人にバレてしまうから
部屋の電気も真っ暗にしないといかんな。

などと、悪事の計画を綿密に練っていたのでありました。


かくなるうえは、計画が無事に終わるよう願うしかありますまい。

くわばらくわばら。




今宵、悪事が決行されるであろう病棟です。