病院食の話

本日、自宅へ戻ってまいりまして
久しぶりに長男と晩ごはんを食べておりましたらば

食事の途中で思い出したように冷蔵庫へ行って、昨日の残り物を持って来たので、どんな美味しいものが登場するのかと思いきや

キャベツともやしの炒めものでありました。

しょうが焼きの付け合わせを作り過ぎたそうです。


で、じーさまの入院四方山話をしながら食事をしたのでありますが


お医者さんも看護師さんも対応が素晴らしくて、良い病院だって感激してたんだけど、料理だけが気にくわなかったみたいでさぁ

みょうな味のおかずだって言うから、どんな風にみょうなんだろうって思ったら、味がないんだって。


病院食だから薄味なんだろうね。
患者さんの殆どがお年寄りだから、特に薄味なんだろうね。

でね、

お昼御飯を食べに食堂に行くのを見送ってたら

美味しいものが出るわけじゃないから、おまえは羨ましがる必要はないぞ

って、大声で言うし。

でさぁ、退院の前日に、食事に関するアンケートが来たんだけど


あんまり正直なことを書くと気分を害するから、適当に書いておけってことで

選択する形式の質問は、適当に○をつけたんだけど

入院中、一番美味しいものは何でしたか？って質問のところでさぁ

美味しいものなんてなかったぞって言うから

回答に困る困る。

で、カレーライスはマシだったって言ってたから

福神漬けって書いておこうか？

って、母さまは冗談のつもりで言ったんだけど


そう言えばそうだ。福神漬けが一番うまかったわい。
はっはっはっ。

って、福神漬けが、じーさまに大ウケでさぁ

一番美味しいお料理は、福神漬けになったってわけよ。




・・・と、ひとしきり薄味の病院食談義をしたのち、長男作のキャベツともやしの炒めものの残りを味見してみましたらば

じーさま言うところの、みょうな味でございましたとさ。


ちゃんちゃん。




馬刺です。