ことのはのはね~奈良町から

演劇、アート、短歌他、町家での出会いまで、日々を綴ります。

2022.4.29まで 前登志夫作詞校歌展 

2022-04-16 | 短歌
「前登志夫の世界~作詞校歌紹介展」 奈良町にぎわいの家 4/2~29まで 9時~17時(最終日は15時まで)無料
2008年4月5日は、昭和戦後~平成期を代表した歌人、前登志夫の忌日です。あの西行も望んだように、桜のころに亡くなった歌人を偲び、4月に展示企画や、朗読、コンサートなどを企画開催してきました。今年は、前登志夫が、作詞した奈良県内の13校の校歌の紹介展です。既に3年前の2019年に、奈良町にぎわいの家で校歌コンサートを開催していて(歌…高橋晴子 他/ピアノ…小宮ミカ)、その音源を流しながらの展示空間となっています。
少し話がそれますが、子どもたちの数が減り、学校の統廃合と、最近では小学校と中学校を一体化した、小中学校が増えてきています。
前登志夫の地元、奈良南部は特にそうで、先生が作詞した、広橋小学校、吉野山小学校、國栖小学校は既にありません。南部の学校の歌詞は、師の地元ということもあり、
山人ならではのまなざしが、きわだっているようにも思います。そうした、今はもう歌われなくなった校歌も、この機会に知っていただけらと思います。
個人的には、川上小学校の校歌の「川しもへ 世界へ 光を流したのさ」の下りにいつも胸が詰まります。奈良町近くにいらしたら、是非、お立ち寄りください。

川上小学校 校歌  作詞 前登志夫 作曲 西浦達雄

みよしのの 
吉野の川の 川上は
大昔から 人が住んでた
川しもへ 世界へ
光を 流したのさ
明るく 笑い 
手をとりあって
さあ 森のかおりと 
友情を
おくろうよ ここから









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