お散歩仲間のご近所に、
柴犬を飼っている80歳代の高齢ご夫妻がいるそうだ。
ずっと前から柴犬を飼っていて、前の犬が亡くなった後、
今の柴ちゃんを迎え入れたという。
ところが、飼い主の高齢ご夫妻がそろって体調を崩され入院してしまった。
毎朝夕、娘さんがバイクに乗ってやって来ては餌やりとお散歩をしていたが、
残された柴ちゃんは、ほとんどの時間一人ぼっち。。
それを見かねて助け舟を出したのが、柴犬のジョイ君の父さん母さん。
ジョイ君は、長ーい間介護生活を送って18歳半ばで亡くなった。
柴犬は長生きだけど、中型犬だから介護が必要になった時は大変なんだね。
飼い主は腰を痛め、整形外科に通いながらの介護だったという。
で、
一人ぼっちの柴ちゃん、ジョイ君家で預かってくれると聞いて、
よかった!よかった!と、母さんは我がことことのようにうれしかった。
だけど、だけど、、
柴ちゃんとジョイ君の家が近すぎたのがいけなかったのかな?
柴ちゃん、ジョイ君の家には入ろうとせず、
誰もいない自分の家に帰るといって、譲らなかったそうだ。
きっと、飼い主のお父さんお母さんの帰りを信じて待っているんだね。
その高齢夫妻は自宅に帰ってこられる見込みは、まだないそうだ。。