【父さん、新聞を持ってきました。どうぞ。】
きょうは、父さんから、おいしい肉をもらうための戦略をお教えしましょう。
父さんが仕事から帰ってきたら、
椅子に座ったところで新聞を持って行く。
「頼んでないよ~」って、たいてい言うけど、
そこは、無理やり押し付ける。
そして、まずおすわりをして、ジーと父さんを見る。
「なんだ?」って父さんが言ったら、
伏せをして、『良い子』を強調する。
そして、なおも父さんをジーと見る。
「何もあげないよ!」って、父さんが言っても、
ただひたすら伏せをしてジーと父さんを見続ける。
『忠実な犬』をアッピールするんだ。
すると、母さんがこっそり父さんに肉を渡す。
この肉は、ボク用に母さんが煮たものだ。
それでも、「何もないよ!」と言い張る父さん。
だけど、ここまでくれば落城したようなものだ。
ボクの視線に耐えかねた父さんは
「しょうがないな~ 」と言って、ボクのまえに肉を置く。
そして、「おすわり! 伏せ! 待て!・・・ よし!」と言って
その肉をくれるんだ。
やったね!
(なんだかんだと言っても、父さんはクッキーに甘い! by母さん)