昨日は市長選に投票に行ってきました。土曜日に現職市長の選挙事務所から投票依頼の電話が来て、その前の日には選挙ハガキがきました。
電話依頼は中高年のご婦人だった。
「今回は接戦なので格別のご支援をお願いします」
「今回は少し反省していただかねばなりません。だから接戦になるのです」
「本人に伝えます」と、相手のご婦人は元気が無かった。
1ヶ月前市議選があり今度の市長選で、市政のどこが問題なのか、市民には全く分らなかったが、共産党の折り込み広告と新聞で読む公約で、少し問題が垣間見えた。
○市長や市議の海外旅行が市民感覚とずれている。
・ロンドン五輪応援観戦に市長は440万円の公費負担を監査請求され却下となり、訴訟になっている。海外旅行は今期4年間で1,000万円も、退職金が4年の任期毎に2千万円、既に4期で8千万円が支払われた。
・市議の海外視察が目に余る。今回新市長に選任された方も、05年に豪州・ニュージーランドへ63万円余、10年にはアメリカ・カナダへ57万円余と批判されている。
○高校生までの医療費無料化もできていない、介護施設入居希望者や保育園待機児童などの社会福祉事業への手薄
・景観都市を目指してどうかと思えるインフラ整備が目に余る。市街地・団地主要道路の低マウンドアップ歩道への改修、旧中仙道「鵜沼の宿」修復事業に13億円、実質個人経営のテーマパーク・河川環境楽園に年間900万円の補助金交付、利用目的のない土地購入1億円など。
おなじ新市長に3選された名古屋河村市長いわく「税金を納める人が苦労して、使う人が楽してる」。
河村市長は年俸を同年齢の平均年収800万円に減額し、市議の年俸も800万円にした。市長公用車は軽自動車だ。
・こういう実体をどう考えるかだ。
市長のリーダーシップは強かったが、裸の王様との批判もネットで目にし、今回は「王様の耳はロバの耳」となって投票結果は5選を目指すも、多選批判をかわしきれず落選となった。
新市長は高卒で車のセールスマンが社会人への第一歩だったという、自民党系市議の当選で接戦はおろか圧倒的勝利だった。
ただ何の政策も示さず立候補し「市民の声を聞く、市民感覚とずれている」とだけ主張しての当選だった。
高学歴や文化人でなくてもいい、饒舌でなくてもいい、市民が納得のいく施策と丁寧な市政説明をお願いしたい。 国保保険料は18億円も黒字だというが保険料は本当に他市より高いのか?
わが市各務原市は、県都岐阜市に隣接し平野で、程よい面積、程よい人口、治水治山に金のかからない立地に恵まれている。県下でも大垣市と肩を並べる財政優等生を誇る。工業製品出荷額が県下第1位だという。
自衛隊の飛行場もあり迷惑な面もあるが税制に貢献している。気候温暖で自然災害にも危険性が低い。
恵まれたこの住みよい、愛する街を、どうか若い新市長さんよ!10年先を見据える先見性を持って市政をリードしてください。市職員は市民に萎縮せず働いてください。
「市職員は市民の下僕ではありません。対等の立場です」(元・横浜市長・飛鳥田一雄)