たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

震災記念日

2014年03月11日 | 日記

昨年3月17日庭の水仙の写真です。 今年は芽を吹いたのが2週間ほど前です。夏は暑かった年の冬は寒いと言いますが、今年の冬は寒かった。
深海の海水温は7℃くらいなのに今年は4℃と低く、ダイオウイカやリュウグウノツカイが浮上し日本海寄りの各地で捕獲されました。
3月2日は福井小浜のお水おくり、明日12日が奈良東大寺のお水とりです。この行事が来ると確実に雪国にも春の気配が感じられたのに、今年は暖冬地でもまだ昨日のように粉雪が舞います。

”今日は東日本大震災から3年。被災地など各地で地震発生時刻の午後2時46分に黙とうが捧げられました。
震災による死者は1万5884人、行方不明者は2633人、避難生活を送っているのは27万人余り。そのうち10万人以上がいまだに仮設住宅での暮らしを余儀なくされるなど、復興の遅れが指摘される中、この日を迎えました。”(ヤフーニュース

3年前のこのとき、私は呑気にゴルフの練習に行こうとして、長良川支流堤防を車で走っていました。「地震かな?」というくらいの体感震度でした。後で行きつけの床屋さんの理容師は長い横揺れがつづき気持ちが悪かったと話しました。
予感があったのか途中でゴルフ場へ行くのを止め、橋を2つ渡ってUターン帰宅しパソコンに灯を入れると震度6、7くらいで初期報道し、瞬く間に震度8,8を報じました。(そう手帳に書いています)これはえらいことになるなと思ったら、次々と信じられない情景がテレビで放送されました。

4月8日の孫娘の高校入学式に参列すると、式辞で校長先生は震災犠牲者に先ず全員起立して黙とうを求められました。つづいて式辞で先生も児童もほぼ全員犠牲になった小学校もあると話されました。大川小学校(宮城県石巻市)の悲劇です。児童70人が死亡、4人が行方不明、教職員も犠牲の大惨事となりました。今日の新聞は「明らかな人災」と遺族23人が、10日賠償請求したと報じています。
幸運な例は岩手県大船渡小学校です。校庭に避難した全校児童265人と教職員21人は校長の好判断で高台に逃げて全員助かった事例です。大船渡の奇跡と言われます。

その我が家の高校生も先日3月1日卒業式を終えました。3年という月日はそういう歳月なのですね。犠牲者の御霊に謹んで哀悼の黙とうを捧げます。