たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

中/韓国の反日宣伝

2014年03月30日 | その他

28日、中国の習国家主席はドイツを訪問し、首都ベルリンで講演、日本批判を展開した。
・70年前南京大虐殺で30万人以上を虐殺した。日本の侵略戦争で中国人3500万人が犠牲になった。
・友人は選べるが隣人は選ぶことができない。等々日本批判のオンパレードだった。
・中国はホローコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念碑視察を打診したがドイツ側は拒否した。ドイツ側は中国側の狙いに距離を置いたため。
・ドイツのある新聞は「中国は大事なパートナーであるが、友人ではない」と報じた。

・その前のオランダでの核保安サミットではオバマ大統領が仲介し、韓国朴大統領と安倍首相の会見の場を作られた。
・安倍首相が冒頭韓国語で「パク・クネ大統領!お会いできてうれしい」とリップサービスし視線を送ったのに、ニコリともされなかった。

靖国参拝、集団的自衛権、憲法改正などなど国家主義者とされる安倍さんがよほど気に障るらしい。
週刊誌だったか「日本のレベルで彼の国を見るから腹が立つのだ」という評論を思い出した。日本に比べると中国も韓国もまだまだ発展途上国なのだ。
YOU TUBEの貼り付け画像は数日前見た宣伝ビデオです。私が全面的に支持しているわけではありません。


袴田事件について

2014年03月30日 | その他

袴田事件はこれ以上の拘束は「耐え難いほど正義に反する」とまで断じた。各新聞の28日金曜日の記事はこの事件一色だった。
読売新聞は、事件前夜この被害家庭の長男の家庭教師をやった男性(匿名)のコメントを載せていた。概要は「事件前夜長男に教えた。次女には別の女性が家庭教師で教えた。翌朝長男も次女も惨殺され発見された。容疑者が逮捕され安堵したが、証拠の衣類が1年も経って発見されたことには捜査のずさんさを感じた」という主旨だった。
証拠の衣類の捜査の杜撰さが気になっていたら、昨日のネットニュースで江川紹子さんが再審開始の決定書を読んだと評論した記事にお目にかかった。事件の深層がよく分かった。

“事件発生は1966年6月30日。その頃のタンク内の味噌は深さ30センチほどにまで減少していた。7月4日に警察の捜査員がタンク内を覗いたが衣類は発見できなかった。同月20日に従業員が味噌の仕込みを行うのにタンク内に入ったが、この時も発見されなかった。ところが、翌年の8月31日になって「発見」されるのだ。”
こんなにお粗末な捜査だったのかと驚いた。

昨日のテレビは当時の警察・捜査員に顔をボカし匿名で取材していたのを放映した。「証拠のねつ造なんて必要ない」と言っていた。
また、袴田さんが自供した音声テープも公開していた。「大変なことをしました」と言っていた。当時の取り調べ状況では12時間越えの取り調べが連日続いたと日付毎に放映した。
この事件の真犯人はどこに潜んでいるのか、誰なのか?現職の頃清水市へは何度も行った。この近くが事件現場だと案内されたこともある。

袴田事件の当夜、自宅別棟に寝ていて唯ひとり助かった長女当時19歳が、袴田さんが解放された27日の翌日28日に一人暮らしだった自宅で亡くなっているのを家族が発見された。事件性はないと見られている。何という不幸であろうか。寂しい人生を送られたと近隣の住民のコメント画像を見た。合掌。

やりきれないね。袴田事件も、名張毒ぶどう酒事件の奥西死刑囚も私は冤罪だとずっと思ってきた。
佐野眞一「東電OL殺人事件」という分厚い本を読んだからです。当時まだゴビンダ容疑者は獄に繋がれていた。最高裁長官は「世間の雑音に惑わされるな」と組織に檄を飛ばしていた頃だ。その後容疑者は解放された。冤罪だった。

昨日の朝日には司法記者が、竹崎最高裁長官が3月末退任されることに関し「調書でなく証人で」と「手間がかかっても、大切な話はその人を証人として法廷に呼んで直接聞くべきだ。それが本来の姿ではないか」など、裁判員制度なども含め強い指導力で司法制度改革に尽力された名長官だったとコラムを載せていた。