福島の苦難とともに春来たる
今年は寒かったせいか庭の水仙はまだ小さな蕾です。株もだんだん衰えて少なくなってきた。除草剤を少しと消毒薬のせいかもしれない。
4回目のあの11日がやってくる。人々の思いも風化しつつあると言われる。
今日の地元紙・岐阜新聞は昨日柳ヶ瀬ブルースの繁華街の近くにある円徳寺で、当地へ避難されている4家族12人と、避難学童の学習支援をこの寺でやっているボランティア団体50人ほどが集まり、震災物故者法要が行われたと報じている。
また、富加町では一時預かりの避難犬2匹が、4年ぶりに福島の家族のもとへ帰ることになったという。犬の訓練施設が預かり一時は12匹ほど預かったが死んだりして今は6匹ほどになり、その内の2匹のようだ。残る犬はまだ引き取れなく専用車で福島へ送るついでに、元の飼い主と再会してまた戻ってくるという。
同じ昨日、この近くの公園で400人が集まり、九州川内原発、原発銀座・福井高浜原発再稼働反対デモが行われたとある。
地震の被害者はさておき、福島の人達、原発被害者は何か悪い事でもしたというのか。故郷へ帰るあてもなく仮設住宅や避難先で希望もなく苦しい生活を強いられている。その怒りをどこへぶつければいいのか、苦悶しておられるだろう。
国会論戦を見ていても原発再稼働のことなど真面目に論議されていない。
メルケル独首相が9日、7年ぶりに日本を訪れる。メリケル女史の高邁な政治理念の爪の垢ほどでも、高慢な安倍首相は傾聴すべきでしょう。