COSMOS

"忠太"奮闘記

スーパー・クールビズ

2011-06-11 10:24:57 | 雑談
 某府知事が電力会社が発表した「夏季消費電力15%節電」に異議を唱えている。
・根拠がはっきり説明されていない
・不自由させておいて〝やっぱり原発が無いと・・・〟と賛成へ誘導する恐れ
が理由とのこと。

 「学識経験者」の大先生たちが「どっちか寄り」の提灯レポートをまとめる。
これまでしばしば指摘されていることは、み~んな先刻承知。
 誰が総理なっても、大したことは期待できない昨今、判断材料になる脱・非脱両方のメリット・デメリットを公表したうえで、全国民が本気で将来のエネルギーのあり方を考え、議論し決めればよいのではないか。
 党利党略といえば多少カッコよいが、一皮むけば個人の役得まみれにウンザリしている人は多い。
大昔、「陣笠」という言葉があった。しっかりした殿様がいての陣笠なら良いが、総員陣笠になってしまったのではないか?

 ところで、数日前「クールビズ」は定着しそうもないという、悲観的なことを述べた人がいる。
根拠は姿かたちや肩書で上下関係を判断する我が国の伝統的な慣習から「会社で上司もヒラも、総員アロハでは困る」もっと言えば「部長さんより新人のアロハ姿の方がカッコ良い」、これではメンツ丸つぶれ、だから定着しにくい、ということのようだ。
 そうだよね、ビジネスマン同士、初対面のルールは、相手の顔など見ず、まず「交換した名刺の肩書き」を見るんだよね。

 クールビズの先陣を切った「故・山下清画伯」を思い出した。
「日本のゴッホ」、「裸の大将」のネックネームでも知られた画伯は、スーパーどころかまさに「ウルトラ・スーパー・クールビズ」姿で雨の日も風の日もリュック一つで旅している。
施設を飛び出し、鹿児島までの放浪生活がテレビ化・映画化・お芝居にもなった。
※敬意を表し、正装姿の動画を引用させていただいた。

 その大画伯でさえ、初対面相手のことを「兵隊の位で言うと?」と、周囲の人に訊ねた、というから伝統というものは恐ろしい。
 アロハシャツにも軍服のように肩章か胸にワッペンつけたらどうだろう?
 それとも、名札に〝私の月給は○○円です〟と刷り込めばおよその階級とともに、給料に見合う働きしてるか分かり易い!

 転居荷物の中から、山下画伯自筆らしき色紙が出てきた。
鹿児島までの道筋で立ち寄った博多で描かれたもののようだ。
残念ながら「落款」はないが、自筆サイン(真偽不詳)はある。
画廊に鑑定依頼でもしてみるか?

(画像クリックで拡大)