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"忠太"奮闘記

もうひとつの オリンピック 結果はいかに?

2012-08-16 06:00:00 | スポーツ
◆オリンピックとった!-ニコンVSキヤノン 共に「勝利宣言」
 8日付け某中央紙経済面の見出しだ。
・先月29日に、もう一つのオリンピックと題し「デジタル一眼レフ・カメラ」の
 2大メーカーがロンドン・オリンピック会場で火花を散らしていると書いた。
 
◆オリンピックでプロが使用するカメラは、1964年の東京オリンピックの時にニコンの一眼レフがほぼ100%の使用率をドイツ製レンジファインダーカメラから勝ち取って以降、長い間ニコンのみが使用されていた。
 この時代のキヤノンは超望遠レンズを装着するとミラー切れがおきるボディーしか作っておらず、報道用一眼レフカメラといえばニコンしかなかった。
 しかし、1990年代のオートフォーカス時代になると、キヤノンが超音波モーター駆動のレンズと多点AFを採用したことにより、ニコンの独壇場は完全に破られ、2004年のアテネオリンピック会場では、とうとうニコン1対キヤノン9まで差は開いてしまった。
 ところが、2007年に圧倒的な高感度性能をもったD3が発売されると、今度はキヤノンからニコンへの逆流が始まった。
 翌年の北京オリンピック会場では早くもニコン4対キヤノン6程度まで盛り返した。
 カメラマン席の写真で、どちらが多いか数えた御仁もあった由。

◆ロンドンオリンピックでは、両社とも本年発売の最新フラグシップ機を投入、会場で貸し出ししている。
 ニコンD4対キヤノンEOS-1DX。
 「もうひとつの頂上決戦」はどちらが勝者となったか。
 競技の種類で使い分けしているプロもいたりして、果たして全体通じて勝敗を決めることができるのか?
 両雄の主張は熱くなるばかり。
 プロ仕様とアマチュア仕様での性能差が縮まるなか、今後の売れ行きを左右することは間違いない。
 オリンピックゲーム中継画面より、カメラの放列に眠い目を凝らしたカメラ・オタクも多かったことだろう。

こんな野次馬も
 ※ハイ・アマチュア向け機種での比較。
 
◆このライバル同士のカメラで想い起すのは
 確か、高校卒業前後だったころ、1954(昭和29)年3月に「キヤノン 4sb(50mm、F1.5レンズ付き)」が85,000円で発売された。
 
 ニコンは9カ月遅れて同年12月に「ニコン S(50mm、F1.4レンズ付き)」を79,040円で発売。(名機Fシリーズは5年遅れて発売に)
 
◆キヤノンに憧れる
 友人たちが父親(医師や某デパートの支配人)の所有する「Leica」によく似た「キヤノン」の製品を家から持ち出していたことと、自分自身「Contax型」よりバルナック型の「Leica型」が好きだったことから、良く似たデザインの「キヤノン」のカメラに憧れたものだ。
  Leica 3f

  Contax
 しかし、当時8万円前後もする高価なカメラを手にする機会はなかった。
 因みに、昭和30年の国家公務員の初任給は8,700円だから、一般人(?)は1年間飲まず食わずでようやく入手できる、現在ならさしづめ中型車並みの値段だった。
 バルナック型カメラへの憧れは募るばかり、仕方なく、デザインが良く似た「Leotax」や「Nicca」で我慢しようかと考えた時期もあったが、思いとどまった。
 今でも、「バルナック型」と言うか「軍艦部」が特に美しいと感じている「Leica 3f」に憧れている。
 浅草の「クラシックカメラH店」に立ち寄ったとき、思わず衝動買しそうになった。

◆夢が叶ったらおしまい!
 的場の中古カメラ店を冷かして回るのが楽しみの