◆オリンピックとった!-ニコンVSキヤノン 共に「勝利宣言」
8日付け某中央紙経済面の見出しだ。
・先月29日に、もう一つのオリンピックと題し「デジタル一眼レフ・カメラ」の
2大メーカーがロンドン・オリンピック会場で火花を散らしていると書いた。
◆オリンピックでプロが使用するカメラは、1964年の東京オリンピックの時にニコンの一眼レフがほぼ100%の使用率をドイツ製レンジファインダーカメラから勝ち取って以降、長い間ニコンのみが使用されていた。
この時代のキヤノンは超望遠レンズを装着するとミラー切れがおきるボディーしか作っておらず、報道用一眼レフカメラといえばニコンしかなかった。
しかし、1990年代のオートフォーカス時代になると、キヤノンが超音波モーター駆動のレンズと多点AFを採用したことにより、ニコンの独壇場は完全に破られ、2004年のアテネオリンピック会場では、とうとうニコン1対キヤノン9まで差は開いてしまった。
ところが、2007年に圧倒的な高感度性能をもったD3が発売されると、今度はキヤノンからニコンへの逆流が始まった。
翌年の北京オリンピック会場では早くもニコン4対キヤノン6程度まで盛り返した。
カメラマン席の写真で、どちらが多いか数えた御仁もあった由。
◆ロンドンオリンピックでは、両社とも本年発売の最新フラグシップ機を投入、会場で貸し出ししている。
ニコンD4対キヤノンEOS-1DX。
「もうひとつの頂上決戦」はどちらが勝者となったか。
競技の種類で使い分けしているプロもいたりして、果たして全体通じて勝敗を決めることができるのか?
両雄の主張は熱くなるばかり。
プロ仕様とアマチュア仕様での性能差が縮まるなか、今後の売れ行きを左右することは間違いない。
オリンピックゲーム中継画面より、カメラの放列に眠い目を凝らしたカメラ・オタクも多かったことだろう。
◆こんな野次馬も
※ハイ・アマチュア向け機種での比較。
◆このライバル同士のカメラで想い起すのは
確か、高校卒業前後だったころ、1954(昭和29)年3月に「キヤノン 4sb(50mm、F1.5レンズ付き)」が85,000円で発売された。
ニコンは9カ月遅れて同年12月に「ニコン S(50mm、F1.4レンズ付き)」を79,040円で発売。(名機Fシリーズは5年遅れて発売に)
◆キヤノンに憧れる
友人たちが父親(医師や某デパートの支配人)の所有する「Leica」によく似た「キヤノン」の製品を家から持ち出していたことと、自分自身「Contax型」よりバルナック型の「Leica型」が好きだったことから、良く似たデザインの「キヤノン」のカメラに憧れたものだ。
Leica 3f
Contax
しかし、当時8万円前後もする高価なカメラを手にする機会はなかった。
因みに、昭和30年の国家公務員の初任給は8,700円だから、一般人(?)は1年間飲まず食わずでようやく入手できる、現在ならさしづめ中型車並みの値段だった。
バルナック型カメラへの憧れは募るばかり、仕方なく、デザインが良く似た「Leotax」や「Nicca」で我慢しようかと考えた時期もあったが、思いとどまった。
今でも、「バルナック型」と言うか「軍艦部」が特に美しいと感じている「Leica 3f」に憧れている。
浅草の「クラシックカメラH店」に立ち寄ったとき、思わず衝動買しそうになった。
◆夢が叶ったらおしまい!
的場の中古カメラ店を冷かして回るのが楽しみの
8日付け某中央紙経済面の見出しだ。
・先月29日に、もう一つのオリンピックと題し「デジタル一眼レフ・カメラ」の
2大メーカーがロンドン・オリンピック会場で火花を散らしていると書いた。
◆オリンピックでプロが使用するカメラは、1964年の東京オリンピックの時にニコンの一眼レフがほぼ100%の使用率をドイツ製レンジファインダーカメラから勝ち取って以降、長い間ニコンのみが使用されていた。
この時代のキヤノンは超望遠レンズを装着するとミラー切れがおきるボディーしか作っておらず、報道用一眼レフカメラといえばニコンしかなかった。
しかし、1990年代のオートフォーカス時代になると、キヤノンが超音波モーター駆動のレンズと多点AFを採用したことにより、ニコンの独壇場は完全に破られ、2004年のアテネオリンピック会場では、とうとうニコン1対キヤノン9まで差は開いてしまった。
ところが、2007年に圧倒的な高感度性能をもったD3が発売されると、今度はキヤノンからニコンへの逆流が始まった。
翌年の北京オリンピック会場では早くもニコン4対キヤノン6程度まで盛り返した。
カメラマン席の写真で、どちらが多いか数えた御仁もあった由。
◆ロンドンオリンピックでは、両社とも本年発売の最新フラグシップ機を投入、会場で貸し出ししている。
ニコンD4対キヤノンEOS-1DX。
「もうひとつの頂上決戦」はどちらが勝者となったか。
競技の種類で使い分けしているプロもいたりして、果たして全体通じて勝敗を決めることができるのか?
両雄の主張は熱くなるばかり。
プロ仕様とアマチュア仕様での性能差が縮まるなか、今後の売れ行きを左右することは間違いない。
オリンピックゲーム中継画面より、カメラの放列に眠い目を凝らしたカメラ・オタクも多かったことだろう。
◆こんな野次馬も
※ハイ・アマチュア向け機種での比較。
◆このライバル同士のカメラで想い起すのは
確か、高校卒業前後だったころ、1954(昭和29)年3月に「キヤノン 4sb(50mm、F1.5レンズ付き)」が85,000円で発売された。
ニコンは9カ月遅れて同年12月に「ニコン S(50mm、F1.4レンズ付き)」を79,040円で発売。(名機Fシリーズは5年遅れて発売に)
◆キヤノンに憧れる
友人たちが父親(医師や某デパートの支配人)の所有する「Leica」によく似た「キヤノン」の製品を家から持ち出していたことと、自分自身「Contax型」よりバルナック型の「Leica型」が好きだったことから、良く似たデザインの「キヤノン」のカメラに憧れたものだ。
Leica 3f
Contax
しかし、当時8万円前後もする高価なカメラを手にする機会はなかった。
因みに、昭和30年の国家公務員の初任給は8,700円だから、一般人(?)は1年間飲まず食わずでようやく入手できる、現在ならさしづめ中型車並みの値段だった。
バルナック型カメラへの憧れは募るばかり、仕方なく、デザインが良く似た「Leotax」や「Nicca」で我慢しようかと考えた時期もあったが、思いとどまった。
今でも、「バルナック型」と言うか「軍艦部」が特に美しいと感じている「Leica 3f」に憧れている。
浅草の「クラシックカメラH店」に立ち寄ったとき、思わず衝動買しそうになった。
◆夢が叶ったらおしまい!
的場の中古カメラ店を冷かして回るのが楽しみの