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この世界の片隅に

2017-02-02 17:30:56 | 映画鑑賞
やっと観に行けた〜



『この世界の片隅に』

世間の話題性に思いっきり便乗した形であります!(≧∇≦)>
去年、まだ上映館が少なかった頃に行ったら、丸一日立ち見席すら完売状態で、しばらく落ち着くの待ってたんです。
今回も早めにチケット買っといたから良かったけど、シネコンの一番大きいスクリーンの客席が満席だったもんね。

この作品、絵や色彩がとっても好み!
前半は、長閑な日常が描かれます。
まるで4コマ漫画の連発みたいにオチ的要素がふんだんに盛り込まれてて、思わず「フフッ」と笑ってしまう…(*´ω`*)
それが一変、後半は、家族を戦地に送り出し、遺骨すら戻って来ない戦死を受け入れ、度重なる空襲の日々の中、終いには空襲警報にも慣れてしまうような異常さが日常と化していく。
ストレートに「戦争はいけない!」「戦争は酷い!」と訴えてくるものではない。
でも、ただただ家族と笑い合っていた日常が次第に蝕まれて行く様は、戦争のむごさを充分描き抜いていたと思う。
エンドロールで立ち上がる人は1人もいなかった。
終映後、館内は静まり返っていた。
私もしばらく無言だった。
トイレに行ったら自分も含めて、みんな鼻をグシュグシュさせてた。
年輩の方、若者、それぞれの世代がそれぞれの思いで観て、きっと感じた事は共通していたのではないかな。

あと印象的だったのは、不便で物が不足していた時代に、後ろ向きにならず知恵と工夫で乗り切るたくましさと、自分の命すら危うい極限状態の中でも他者を助け、労り、慰められる思いやり。
悲惨な時代だったけど、庶民の心にはそれに屈しない強さと優しさが備わっていたんだなって、辛くて悲しくてやり切れない涙と一緒に、温かいモノも感じられました。

この作品を知らないままでいなくて良かったです。





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