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ちず旅行【大平台のホテル編】

2017-02-06 16:57:25 | ちず旅行
小田原の曽我梅林に向かってる途中、友人の提案で「小田原か箱根辺りに一泊しちゃわない?」って事になりまして。
え〜いきなり過ぎないかい!?Σ(OωO|||)
で、スマホで当日取れる宿を探して、結果、予約が取れたので箱根に一泊して帰る事に。
富士山があまりに見事な日だったから、また欲を出して大涌谷から富士を眺めようなんて言ってたんだけど、ロープウェイ運行時間に間に合うかどうかの微妙さ。
だったら、富士山の夕景を観に芦ノ湖まで…とも思ったけど、宿までの移動が大変になるので「梅林の富士が見られただけで充分じゃないか!」と、真っ直ぐ宿に向かう事に。

いや〜まさか、ちず散歩がちず旅行になるなんて夢にも思いませんでしたよ〜(;^_^A



登山鉄道「大平台」駅に下車すると、ホームの端に一見不気味なワンコが…(((゜д゜;)))



え、ちょっと可愛くないんですけど…
一瞬ドクロに見えちゃったんですけど…
せ、せめてモノクロはやめようよ〜(≧ω≦)
そしたら、宿に向かう途中にあるお宅から顔を覗かせていたワンちゃんがこの犬ソックリだったんです(あ、本物のワンコはメッチャ可愛かったですよ)
あまりに似てたので「あのだいちゃんのモデルだったりしてね」なんて笑って、何気に「だいちゃん!」って呼びかけたら、近寄って来たんですよ。
うそ?ホントにモデルだったのかも!?(*≧m≦*)

さて、今回泊まれることになったホテル、いくら調べてもネットでの掲載情報がとっても少ないんですよ。
しかも主に英語や中国語で表記されてて…
で、大平台を降りて、この辺りの宿の案内版にも一切名前が載ってなくて!
な、なんで?Σ(゜д゜;)
「地元の人に聞いたらさぁ『あそこはもう廃業したはずだけど』とか言われたりね…」
「着いてみたら、廃墟だったらどうする…?」
半分冗談、半分もしかしたら…なんて不安になりながら、Googleマップを頼りに山をえっちら登って行きます。

宿、ありました。
サイトに載ってる外観の印象とだいぶ違ってたけど、ちゃんと営業してました(笑)

フロントで手続きして、アイタタタ!
従業員、日本語がうまく話せてません…(|||∇|||)
話は通じますけどね。
どうやら中国人のようです。

で、部屋に案内されたら、女性スタッフがテレビを何やら操作して「このテレビ、中国のも見れるので(日本のテレビに)切り替えました」と…

ここで確信。
ありゃ〜中国人向けのホテルだったんか!
道理でホテルの名前が日本に馴染みがない漢字の並びだったわけだ。



部屋は4人部屋なので結構広め。
でもちょっと殺風景かな。



部屋からの眺めはなかなかgood!

私達が日本人だからか「浴衣をお持ちします」と部屋に持って来てくれたんだけど、浴衣というよりは作務衣に近くて、冬場には寒いでしょというくらい薄手で、パンツも短く、柄も子供用みたいで、正直これを着てホテル内をウロつくのは微妙だなぁと、寝間着としてしか使いませんでした。

テレビの下の、おそらく中国人向けのテレビに切り替える装置みたいな物もうっかり取り出したらホコリ溜まってるし、押し入れの中の暖房器具はいろいろ剥き出しだし、テレビ台の下の金庫に敷かれたダンボールも手で破いたまんまの切れ端で、まぁ開けなければ見えないところなんだけど、開けて見ちゃったら苦笑いするしかない状況があちこちに。

部屋にホテルの利用案内的な物が一切ないので、ちょっと不安になりホテル内をチェックしてみる事に。
部屋の冷蔵庫にドリンク系がないので自販機を探せば、ホテル入口の外側に1つだけ。
館内用のスリッパも裸足で履くにはちょっと抵抗あり。



日本の旅館とはやっぱり装飾品の趣味が違いますね。
食べ物や飲み物の持ち込みOKとの事だったので、駅近くの酒屋さんでお酒やおつまみを購入。

夕飯前にさっそくお風呂へ。
ところがですね、シャワーのお湯がいつまでも温かくならなくて!Σ(OωO|||)
ひ〜こんな寒い時期にお湯で洗えないなんてどうしたらいいの!?(≧ω≦)
他のシャワーも出してみたけど、どれも同じ。
おまけにシャンプーはあってもリンスがない!
嘘でしょ〜ん!(|||∇|||)



浴槽は広々してて、お湯の温度もちょうど良くて、気持ちよかったですよ。
で、脱衣所には化粧水的な物は一切なく、なぜか歯磨き粉は2種類備えてあって、リステリンも。
中国人は、肌のお手入れよりも、歯磨きの方が重要なのかな?
ブラシも2、3個置いてあるんだけど…これ他人と共有するのか…?Σ(゜д゜;)



で、夕飯はバイキングだったんだけど、メニュー少な!
中華料理かな〜と、シュウマイやらチャーハンやらエビチリやら小籠包やら杏仁豆腐やらを想像してたんだけど、日本人向けに頑張った結果なのか和食も混ざってて…
味はね、まぁ美味しかったんだけど、天ぷらがあるのに天つゆがなかったり、飲み物がコーヒー以外になくて「え、このメニューでコーヒーは合わなすぎない!?」と思って、個人的に言ってお茶を出してもらったり、お醤油の注ぎ口が片方詰まっちゃってたり、何か…こうね…行き届いてない感がとにかく多くてね (;^_^A

私達も最初は戸惑ったんだけど「これも文化の違いなのか」と、日本人から見ての「ちょっと残念なところ探し」みたいな形で楽しんじゃうことにしました!(≧∇≦)b

夕飯を終えたら、もうやること特になし。
部屋に布団を敷いて、テレビを見ながらひたすらグダグダ。
お風呂が23時までだったので、それまでにもう一回入るつもりが私は眠気に完敗し、友人だけが浸かってきました。
夜中にようやく復活出来たので、買って来たお酒やおつまみで軽く宴会。
お布団はフカフカだったので、ぐっすり安眠出来ました。



朝食もバイキング。
やっぱりメニュー少な!
洋食と和食のお料理。
やっぱりね、パンにつけるジャムやピーナッツバター用のナイフが備わってなくて、仕方なくコーヒー用のスプーンで代用したり。

そのままお風呂に直行。
何と、夜は気付かなかったけどリンスがあったよ!
ちゃんとシャンプーとセットにして置いておいてほしいわ〜(T∇T)
しかもシャンプーと銘柄全然違うし(笑)
お風呂から出る時のシャワーがまた全然温かくなってくれないし!
アメニティーも「これいつから置いてあるの?」と思うような、もう固まっちゃってる物もあったりね (;^_^A



このホテルは12時チェックアウトなので、その後は結構のんびり出来ました。
温泉に入れる時間が短いのも、日本と中国の感覚の違いなのかな。
単に従業員が少なくて掃除が大変なのかな。

最初はどうなる事かと思ったけど、自分達なりにこの「残念感」をポジティブに捉えて、これはこれで面白かったかも。



ひどいホテルというわけではないんです。
きっと、お国柄の違い。
元は保養所だった所らしいんですけど、それなりにロケーションもいいし、部屋の造りも良かったし。
よく海外に行くと「シャワーのお湯が出ない」とか、私もハワイ旅行の時のお料理は美味しくなかったし、日本じゃ考えられない事が当たり前だとすると、外国人にとっては、ここが「最高のホテル」と思うのも間違いじゃない。
このホテルのレビューを見ると、外国人受けはとても良くて、日本人からは「良かった」の声と同じくらい厳しい意見も。
でも、そのレビューに応えて、少しずつ改善していこうとしている様子も伺えたし、従業員の方達も日本語が上手じゃない分、何とかお客さんをもてなそうという誠意は感じられたんです。
思い返してみれば、今はどうだかわからないけど、20年以上前に友人と箱根に泊まった旅館なんか、部屋は隣の声が筒抜けだったし、トイレはアリンコの大群が凄かったし、お風呂は扉を開けた瞬間、みんなで笑い崩れたくらいお粗末だったし、仲居さんは感じ悪かったし、それに比べたら全然いい。
私達もここんとこずっと贅沢過ぎる宿に泊まり慣れて、それが当たり前になっちゃってたかも。
まぁその分、日本の「おもてなし」の素晴らしさも改めて実感出来たけど。

正直、再び訪れることはもうないと思うけど、いきなり当日に予約した私達を受け入れてくれたホテルには感謝です。
廃墟じゃなくて良かった〜(*´∇`*)

帰りは、観光せずにロマンスカーで東京へ。



日帰りの曽我梅林散策のはずが、急遽箱根一泊という展開。
これも行き当たりばったりな「ちず散歩」の恒例ということで…(;^_^A




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コメント (2)
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