ヤスの雑草日記(ヤスの創る癒しの場)

私の人生の総括集です。みなさんと共有出来ることがあれば幸いです。

○政治屋たちがおかしなことを垂れ流す!

2011-01-25 15:06:33 | Weblog
○政治屋たちがおかしなことを垂れ流す!
 先日、所用で東京にいて、仕事の合間に宿泊先の部屋でテレビを観ていたら、東京都知事の石原慎太郎が、いつものごとく、威勢がよいと云えば聞こえはいいが、むしろ傲慢な語り口でいまの政治のあり方を斬っていく。聴いていて、石原慎太郎という人間の思考というか、思想といってもいいけれど、彼は必死で時代の変化に鋭敏な様子を装っていても、その実、石原が自民党議員時代に「NOと言える日本」というシリーズ本を出したときのそれとまったく同じ発想をする人なんだな、と改めて感じ入った次第。でも、言っていることは、政治家は時代の趨勢によって考えを柔軟にしなければならん、という論調だったから、観ている側の僕の口元に冷笑が洩れてもまあ、許されるだろう。
 東京都政のあれこれを語るのはいいけれど、聞くところによると石原は、東京都庁に出てくるのは週3日がいいところだというから、都民は舐められているなあ、と思う。いろいろと政策らしきことを言ったところで、こういう人たちの本性たるや、単純な施策に凝縮されて出てくるのである。一つだけを掲げれば十分だろう。東京に公営カジノをつくろうとして、法律の壁にぶち当たってとん挫したことをいまだにネにもっている。おかしいよ。もう日本には、公営ギャンブルは十分すぎるほどある。また、その存在によって、ギャンブルにハマりすぎて身を滅ぼす人たちがあとを絶たない。また、高齢者たちが、先行き不安で貯金ばかりして、金を吐き出さないから景気がよくならない、と宣う。また先行き不安が解消できないのは、いまの民主党政府の責任だという。民主党政権がよいとはまったく思わない。しかし、これまでの長きに渡る自民党政府による政治のあり方のツケが、いま、一気に現れていることを、石原は絶対に認めようとはしない。そういう意味で、彼はとても卑怯な人だと僕は思う。いまの状況でも僕などの個性だと、老後という概念がないから、不要な預金は一切しないが、たとえ、そういう預貯金をしないと不安で仕方がない、という人がいても、誰がそれを責められようか。石原さん一個人は、いったいどれくらいの預貯金をしているのか、聞きたいものである。この手の人こそ、大枚な預金をしているものなんだなあ、これが。
 大阪府知事の橋下さんもいかんなあ。給食費の無償化とか、高校の授業料の無償化などを実施する、その裏で、やっぱり公営カジノの誘致を一生懸命やっている。授業料や給食費が無償になっても、ギャンブルで家庭崩壊したら元も子もないではないか。それを自己責任だというなら、政治的指導者としての見識がない、と僕は思うね。「平成維新の会」などという政治団体をぶち上げたけれど、それは橋下さんはじめ、少数の人が、国政に参加して、どこかの大政党と連立を組むという構想の一端としか思えない。政治屋として、国会の中をこちょこちょと動き回り、自尊心とついでに利権を貪ろうという魂胆みえみえではないか。
 民主党の菅直人を忘れてはいけないね。もはや、消費税アップありきの内閣の布陣である。将来像の提示なし。福祉税などと言っても、自民党時代から、消費税を上げるときに、福祉という飴玉をちらつかせるだけのことが、民主党になっても同じように起こっているのである。国債や地方債という借金が800兆とも900兆とも言われているから、これを何とかしなければならんというのが、消費税を上げる主な要因だ。しかし、消費税を上げて、どうして、福祉などに金がまわるというの?もっとひどい政治屋になると、こういう借金大国は、いずれは、ギリシャやアイスランドのように国家財政破綻を引き起こすと、脅しにかかる。大ウソ。国債の殆どが、大手銀行や郵便局が国民に売った商品。日本の国の中を金がぐるぐると動いているだけのこと。銀行や郵便局が、日本の有望な中小企業や、ベンチャーに低利で融資して、預貯金の金利を大幅に引き上げれば、日本の経済は、大方立ち直る。あとは、日本の企業というのは、資本さえ確保できれば、みんな勤勉だから、経済の立ち直りは早いのに。バブル時代の己れの失策を政府を巻き込んで損失をとりもどそうとしている、特に大手銀行のあり方は如何ともし難いな。これでは、国が豊かになるはずがない。一部の巨額の金を持っている人間だけが潤っているだけだし、国の土台たる実業が育たないのだから、そりゃあ、先行き不安に決まっている。
 法人税を下げたってだめ。いまの経団連は、法人税率がさがったら、その分内部留保にまわすとのたまわる。労働者の賃金には跳ね返さないとも。これで、日本の経済が活性化するはずがあろうや?まあ、連合という名のエセ労働組合は、賃上げを要求するが、それは表面上のこと。水面下では、経営陣と通じている。だって、連合の幹部たちは、自分が企業で出世するために組合役員をやっているんだから、労働者は、彼らの出世のために、組合費を払わされているようなもの。日本がどれだけ持てる者たちの国として、腐ってきつつあるか、おわかりだろう?消費税ありき、などというマスコミの刷り込みになんかに負けてはいけません。日本の将来はこうあるべきという志を忘れることなく、がんばりましょう、みなさん。

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