「アレルギー」や「女性の脱毛」などの病から健康を守るのは「皮膚常在菌」です。 皮膚常在菌は、病原菌の侵入や増殖を抑える人間にとって、とても大切な菌なのです。 皮膚常在菌は本来、一人一人違うバランスで様々な菌が生存し、その違いにより肌質は人と異なります。また、常在菌にも「善玉菌」と「悪玉菌」が存在し、たとえば善玉菌の数よりも悪玉菌(アクネ菌・黄色ブドウ球菌)が多くなるとニキビやアトピー性皮膚炎などのトラブルの原因になり、その逆に善玉菌が多く生存していると、肌の余分な皮脂を食べ、皮膚のpHを保つ脂肪酸を作ります。実は、この脂肪酸が病原菌やアレルギー物質の侵入を防ぐバリアゾーンと呼ばれているのです。
では、なぜ「皮膚常在菌」のバランスが崩れてしまうのか?
それは、合成シャンプーや化粧品などに含まれている(殺菌剤・合成界面活性剤・防腐剤・香料)などの化学物質により、善玉常在菌が死滅するためです。それらの配合成分は商品の安定のためのもので、人の健康を守るために配合されている訳ではありません。また、抗菌グッズ(口・体・防臭剤)などの殺菌剤も人間本来の抵抗力や免疫力を低下させているのです。つまり便利や清潔を追及し過ぎるあまり体や皮膚を守ってくれる「常在菌」まで失っているのです。
さらに、女性の髪の発毛環境に影響を与えているのは、過度のパーマやカラーリングと言えるでしょう。とくに最近の美容室ではパーマとカラーリングを同じ日に行っていますが、絶対に別の日に施術を受けることをお勧めします。(詳しくは、その技術は安全?で)例えば洗顔や入浴後、常在菌の餌となる皮脂の分泌がされるまでに最低でも2時間ほどかかります(アトピーや乾燥肌の人は8時間以上)その皮脂を食べた常在菌が脂肪酸(皮脂膜)を作り病原菌やアレルギー物質を体内に侵入させない、バリアとして働くのです。しかしパーマやカラーリングのどちらか1回目の施術により、バリアが破壊されアレルギー物質の侵入を防ぐ役割を果たし、次の侵入を防ぐことが出来ません。そのため、アレルギーや脱毛が起きやすくなるのです。それらのトラブルを避けるためにも必ずパーマとカラーリングは別の日に行うことをお勧めします、また、正しい説明と施術をしてくれるサロンを選びたいものです。
以上のような理由から、クレールでは安全な施術は勿論、防腐剤や香料などを一切含まない安全なヘアケア商品をお客様に提供しております。健康のためにも自分の体を守ってくれる常在菌と共存できる環境を作りましょう。
皮膚常在菌の役割
1.脂肪酸などで保湿成分をつくり、肌の乾燥を防ぐ。
2.活性酸素の制御により老化を防ぐ。
3.皮膚に有害な病原菌やアレルギー物質の侵入を防ぐ。
4.皮膚のpH調整などにより抵抗力をあげる。
5.色素沈着を防ぐ。
皮膚常在菌の生存環境
健康な肌(弱酸性)
アレルギー性や乾燥肌
善玉菌多い
善玉菌は弱酸性にて安定して生存できる
悪玉菌が多い
アルカリ性で安定して生存する
この事からも、石鹸や合成シャンプーのアルカリ性は善玉菌の環境に適さず、また合成界面活性剤を主成分とするボディーソープなども防腐剤や香料などで常在菌の生存環境を奪うため、使用を避けてください。
毎日使うものだから、石鹸やシャンプーなどは安全なものを選んで下さい。(天然成分のヘアケアをご覧下さい)