クレール美容室の独り言

近年は女性の抜け毛や薄毛が増え続けています。それらの予防にために安全な美容施術やヘアケア商品の開発を行っています。

HONDA F1 の失敗と成功の舞台裏

2019年08月29日 | セーヌ・シリーズ(ヘアケア商品)
今日は美容業とは全く無関係のように思えるF1グランプリの世界を書いてみようと思いますが、その開発については、案外そうとも言えなさそうなのです。

絶対的強さを発揮した第2期HONDAエンジンの参戦はF1の世界ではなくてはならない程の人気のエンジンサプライヤーとなりましたが、その後はバブルの崩壊やレギュレーションの変更などにより第3期に入ると成績に陰りが見えはじめ撤退を余儀なくされました。

そのHONDAが期待を持って再びカンバックしてきた第4期はかつて大成功を収めたマクラーレンとのパートナシップを再び結ぶ事になりました。

でも、その後の2年間はほろ苦デビューなんてものでは無く、毎レースで屈辱的な成績の連続により酷評されてきました。

そのHONDAが撤退か継続かの岐路に立たされた時、一路の望みをかけ、レッドブルへの電撃移籍によるパートナーシップは一見無謀なように思われましたが、それが功を制し、今年の前半戦で既に2勝目を挙げました。

その成功の舞台裏には開発エンジニアの努力はもちろん、ドライバーの開発能力の高さが最大のポイントだったようです。

それは、つい最近のTV番組にゲスト出演していたHONDAのマネージングディレクターY氏が「今年のHONDAエンジンの躍進の陰にマックスフェルスタッペンの助言がある」との言葉に全てが集約されていました。

第4期カンバック時の苦しい時期にはF1界屈指のトップドライバーのアロンソを起用し「きっとこのドライバーなら成功できる」とHONDAのスタッフも皆そう思っていたそうですが現実には思うほど簡単にはいかず、アロンソ選手はドライバーとしてはとても優れていても開発に最も重要な情報を上手く伝えてくれないためにエンジニアの開発はとても遅れ、その後の2年の間は想像もしないほどの屈辱を味わったそうです。

ところが今年からパートナーになったレッドブルの若きエースドライバーでるマックスフェルスタッペンは自分が感じた事をエンジニアに事細かく情報提供をしてくれる事にとても驚いたそうです。

史上最年少ドライバーとして僅か17歳でデビューしたフェルスタッペンですが、それまではどこか気難しくワガママなイメージを抱いていたそうですが、実際に一緒に仕事をしてみると、とても真摯で誠実な青年だそうで、何よりも貪欲な勝利への執着心がとてもプロフェッショナルなドライバーだと感じたそうです。

そして何よりも彼の優れたところはエンジンの特性や開発のための情報をエンジニアに正確に伝えられる能力だそうです。

いくら優れたメーカーでも開発するためのデータを提供できる人がいなければ開発は進まないということですね。

その能力はこれまでの数多いF1ドライバーの中でも「アイルトン・セナとミハエル・シューマッハぐらいしか思い当たらない」と番組に出演していた全てのコメンテーターが話していました。

また第4期HONDAのカンバックの苦しんだ時期のスペインの英雄アロンソはドライバーとしては超一流だけど、開発に関してのコミニュケーションは全くと言って良いほど今とは違い彼から得られるものはほとんどなかったそうです。

マックス・フェルスタッペンの正確で冷静な診断力やコミニュケーション能力が開発エンジニアの士気を高めたとY氏は番組の中で語り、そしてついに今年ハンガリーの地で遂に優勝したのです。

その時の表彰台でのマックスフェルスタッペンはとても21才の若き青年とは思えない立ち振る舞いで、表彰台の真ん中で胸に貼られはHONDAのマークを誇らしげに指差していました。

それは何よりもHONDAのチームスタッフをリスペクトしている証なのではないでしょうか。

美容とは全く無関係そうなF1の話だけど、私は案外そうでは無くて、セーヌやラ・ポーデュベベの開発時も同じように髪や肌に使った時の使用感や感応性を正確に研究員さんに伝える事がより良い商品開発には欠かせない事を感じました。

逆に言うと、その情報が上手く収集出来ていない大手メーカーの製品は、それだからどれも似たような製品になっているのでしょう。

人の五感は時には精度の高い機械の計測よりも越えることがあると感じる瞬間でもあります。

そしてセーヌやラ・ポーデュベベの商品は発売以来、常に進化させるべく数々のリファインを行なってきました。
その度に製品に精度もあがり、確実に感応性も良くなりました。

それにはリファインさせたい点をピンポイントで正確に読み取り、製造メーカーに伝える事が出来たからです。

HONDAのエンジンも化粧品も開発の裏には弱点や欠点を正確に読み取り、それを正確に伝える事。

それが製造元の技術者にとってとても重要な事である事は同じなんだと感じています。

それは確かな技術と経験でしか得られらない、独特の感性が必要なのかも知れませんね。

私は、これからも多くのお客様のためにもニッシン化研さんと共に開発を続けていきたいと思います。

 
久しぶりに古いアルバムをめくって見ました。

  
大好きだったアイルトン・セナ。鈴鹿サーキットにて撮影(マクラーレンHONDAは鈴木亜久里氏のデモランにて)
1994 5月1日 イモラにて永眠 偶然にもその日は友達とカートに行く日でしたがとても辛かったことを今でも覚えています。


若き日のミハエル・シューマッハは今のマックスフェルスタッペンと何処か被ります。

  
フェラーリ全盛期のミハエル・シューマッハ(とにかくかっこよかった) 

この二人の天才に共通していたのは開発に必要なコミュニケーション能力の高さ。その事をつい最近知りました。











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