昨日、フルボ酸配合の化粧水についてお客様から質問されました。
それは「ある化粧水をネットで見たのですが『高濃度フルボ酸配合』と明記されているのに液体が無色透明なんですが、それって本当に高濃度のフルボ酸が配合されているのでしょうか?」と言うご質問でした。
実は、これと同じ事を数年前にも聞かれたことがありました。
そもそもフルボ酸(腐植土抽出の有機酸)は海底または汚染されていない山中の泥のフミン質から精製する段階でフルボ酸とフミン物質に分けられ、その中でも化粧品原料用のフルボ酸は腐食しないようにフリーズドライ状態にしている物が多いのです(そうする事で防腐剤を使わず、純分が100%に近くなる)
対するフミンはほとんどの物が液状で、そのほとんどが高濃度のクエン酸に混ぜられフムスエキスとしているためにフミン物質の純分は微量の物も多く出回っています(コストは極端に安いが当然効果も・・・)
さらに言えば化粧品原料で植物由来原料の○○○エキスと書かれている物は、原料の殆どが水と防腐剤で出来ていて純分はほんの数%と言う微量しか含まれていません(その為に安価です)
さて、お話に合った『高濃度フルボ酸』の化粧水が本物なのか?偽物なのか?はさておき、フルボ酸の効果の一つに優れた抗酸化能力があります。
それはフルボ酸に含まれるポリフェノールの抗酸化能力もその内の一つですが、一般的にポリフェノールを含むものは色が濃く、逆に濃い色の物は高濃度のポリフェノールを含むと言われています。
今回頂いたご質問について、他社さんの製品がどうなのかは分かりませんが、数年前に同じ質問を頂いたお客様にお見せした実験の画像があるので掲載してみます(画質は綺麗でありませんが)
フルボ酸の原材料(フリーズドライです。バニラエッセンスのような香りがします)
実験に使うのは紙コップ、水、フルボ酸です
紙コップに水を入れて、ほんの数グラムのフルボ酸を混ぜます
水に混ぜると直ぐに溶解し濃い茶色になります。これがフルボ酸の色です。
フルボ酸は特にしっとり感、ツルツル感、艶やかになるわけでもないので、化粧水やヘアローションに『高濃度のフルボ酸配合』と書かれている物でそうなるのはフルボ酸以外の原料によるものと考えたほうが良いですよ。
何よりも化粧品は一つの原材料が優れていると言う事よりも、トータルバランスに優れている事が最も重要なのです。
とは言えフルボ酸には様々な良い効果が期待される原材料なので、セーヌやラ・ポーデュベベの殆どの製品に配合しています。
参考までに右側が現在人気の『スカルプシャンプー』で左は開発中のプレミアムシャンプーです。
この色の違いでも分かるように、さらに高濃度のフルボ酸を配合する事で色が濃くなります・勿論、その他の抗酸化原料を高配合しているのでポリフェノールが濃くなり、こんなにも茶色くなります。
発売されるまでにはもう少し時間が掛かりますが、何時か新製品として発売したいと考えております。
それは「ある化粧水をネットで見たのですが『高濃度フルボ酸配合』と明記されているのに液体が無色透明なんですが、それって本当に高濃度のフルボ酸が配合されているのでしょうか?」と言うご質問でした。
実は、これと同じ事を数年前にも聞かれたことがありました。
そもそもフルボ酸(腐植土抽出の有機酸)は海底または汚染されていない山中の泥のフミン質から精製する段階でフルボ酸とフミン物質に分けられ、その中でも化粧品原料用のフルボ酸は腐食しないようにフリーズドライ状態にしている物が多いのです(そうする事で防腐剤を使わず、純分が100%に近くなる)
対するフミンはほとんどの物が液状で、そのほとんどが高濃度のクエン酸に混ぜられフムスエキスとしているためにフミン物質の純分は微量の物も多く出回っています(コストは極端に安いが当然効果も・・・)
さらに言えば化粧品原料で植物由来原料の○○○エキスと書かれている物は、原料の殆どが水と防腐剤で出来ていて純分はほんの数%と言う微量しか含まれていません(その為に安価です)
さて、お話に合った『高濃度フルボ酸』の化粧水が本物なのか?偽物なのか?はさておき、フルボ酸の効果の一つに優れた抗酸化能力があります。
それはフルボ酸に含まれるポリフェノールの抗酸化能力もその内の一つですが、一般的にポリフェノールを含むものは色が濃く、逆に濃い色の物は高濃度のポリフェノールを含むと言われています。
今回頂いたご質問について、他社さんの製品がどうなのかは分かりませんが、数年前に同じ質問を頂いたお客様にお見せした実験の画像があるので掲載してみます(画質は綺麗でありませんが)
フルボ酸の原材料(フリーズドライです。バニラエッセンスのような香りがします)
実験に使うのは紙コップ、水、フルボ酸です
紙コップに水を入れて、ほんの数グラムのフルボ酸を混ぜます
水に混ぜると直ぐに溶解し濃い茶色になります。これがフルボ酸の色です。
フルボ酸は特にしっとり感、ツルツル感、艶やかになるわけでもないので、化粧水やヘアローションに『高濃度のフルボ酸配合』と書かれている物でそうなるのはフルボ酸以外の原料によるものと考えたほうが良いですよ。
何よりも化粧品は一つの原材料が優れていると言う事よりも、トータルバランスに優れている事が最も重要なのです。
とは言えフルボ酸には様々な良い効果が期待される原材料なので、セーヌやラ・ポーデュベベの殆どの製品に配合しています。
参考までに右側が現在人気の『スカルプシャンプー』で左は開発中のプレミアムシャンプーです。
この色の違いでも分かるように、さらに高濃度のフルボ酸を配合する事で色が濃くなります・勿論、その他の抗酸化原料を高配合しているのでポリフェノールが濃くなり、こんなにも茶色くなります。
発売されるまでにはもう少し時間が掛かりますが、何時か新製品として発売したいと考えております。