今、問題になっている耐震強度の偽装事件。今までにも様々な業界の不正が幾度と無く繰り返され、そのたびに消費者が代償を払ってきました。また、今回は設計士・建築業者・持ち主・国や自治体などが、その責任転換をしているようですが、安全や安心、安らぎを求めてマンションを購入した消費者には何の罪があるのでしょうか?
これらの数々の偽装事件に共通しているものは、自分たちの利益追求のために「分からなければ構わない」と言う供給側のわがままな気持ちではないでしょうか。
残念ながら、私達の美容業界にも似たような事がたくさんあるのです。先日も、数人のお客様より「クレールのホームページを読んで、初めてカラーリング剤の説明書を読んで見たら『パーマとカラーを同じ日に行わないで下さい』と本当に書いてありました」と驚いていました。つまり今までは何の疑いも無く、それらのサービスを受けていたのですね。では、なぜその方たちは、その事に興味を抱いのでしょうか?
それは、その内のほとんどの方が、軽度の「かぶれ」を経験していたからです。それなのに、一向に減らない危険な美容施術を見ていると「かぶれなければ大丈夫」「お客様は知らないから大丈夫」と言う、世論で問題視されている偽装事件と何ら変りはありません。
これからは、何が安全で何が危険なのかを消費者の皆さんも、自分自身の身を守るために「真実」を知っておいて下さい。