cry&smile

海外ドラマの感想、子育て、結婚時代のいろいろなど、ありふれていると思ってるのは自分だけらしく、怒涛の日常を綴っています。

子どものトラブルから考えること

2013-06-05 12:04:26 | 不登校
子どもの問題に立ち向かう時に
同時に自分の育ってきたときのトラウマや押し込めてきた感情が噴出して、
同時につらくなる、と同時に解決できるかも、っていう希望も見えたりします

もともと、このブログは私の生き直し、親育ちのために書いていたので、今日はそんなところに立ち返って書いていきます。まあ、個人的なことなので、スルー推奨ですが。
不登校、トラウマ、家族関係に悩んでおられる方には少し参考になるかも、いや、ならないかもなあ。


子どものトラブルを考えるときに、自分の時はどうだっただろう、って体験をなぞることってありますよね。
うちの子の場合、理解に苦しむことがあっても、掘り下げて考えると、いろいろ自分の実体験につながることが多くて、おおおーそうかあ。こういうことかあ。と目からウロコのことがよくあります。
うちの家族三人に共通するのは、「自己肯定感の欠落」です。で、私の生育をなぞると、いろいろ見えてきました。

父も母も祖母もなにも悪くなかったと思う。
ただ自分の人生を一生懸命生きていただけだったと思うの。
でも良かれと思って言ったことが相手を傷つけるってことはよくあることだし、
感情のままに罵声を浴びせることも、それは嘘ではない真実の気持ちだったと思うの。
ただ、人間の根底にあるのは、「認められたい」「悪いところもすべてひっくるめて私を愛してほしい」っていう欲求だと思うので、みんな、それが足りなかったんだよね、って思う。

私は、小さい時、とにかく不安で、箸が転がるだけでも不安で泣き虫だったんです。
なんで、あんなに不安になってたんだろう、って思うのですが、
たぶん、「認められ感」が薄かったのだと思う。褒められたくて、みんなに笑ってほしくて、
いつもおどけていて、落ち着きがない!って叱られていた。
褒められたくてすることはいつも空回りして叱られていた。
第一子なので、過剰な愛情は受けていたはずなのに、すごく不安だった。
「子ども」として育つよりも「大人の中の一人」として、そんな立ち位置で育てられてきたので、子供らしさはいけないこと、私は、立派な大人にならなきゃいけない、妹ふたりの世話も母の替わりにしっかりしなきゃいけない、じゃないと褒められないし、家族が悲しむ、って思ってたんだよね。
なんていい子だったんだろう。そして、なんてつまらないやつ。
結局、自分のしたいことや、湧き上がる感情は押し込めるしかなく、そんな風に歪んでいるから家が自分のいる場所じゃない、早く独り立ちしたい、って思うようになって…でも家族が悲しむような悪い子になってはいかん、と思いを閉じ込めてつまんない大人になっちゃった。

その一つ一つが、うちの娘ちゃん、息子ちゃんのトラブルのなかから呼び起される。

今は、娘ちゃんの睡眠障害に取り組まなくてはいけないのだが、
実は、わたしも、かなり小さなころからそう言われれば、今でいう睡眠障害だったのだなあという症状があって、よく考えれば、あんなに不安感があれば、眠りも浅いし、入眠も困難だったわけだなあ、と思う。その都度訴えてはいたが、下の妹が、きっちりした朝型人間だったため、「妹を見習いなさい」みたいなことで終わってた。
先日、娘ちゃんの睡眠について話していた時に、「私も眠れなかったもんなあ」って言ったら「そんなこと知らんかったわ」って言い放たれた。そして、昔っから宵っ張りだったから、あなたの子どももそうなのよね、みたいに言われて、「ごごごごー」と怒りに似た脱力感が、襲ってきた。身長がのび悩んだのもたぶんその睡眠障害が原因だったのだろうが、母には「育たなかったねー」で済まされた。

そして三歳神話を行くたびに耳にタコができるほど聞かされるのですが、そんな、終わっちゃったこと言ったって仕方がないじゃないか、ってことを延々説教される。
母にすれば、私の言うことを聞かなかったから今こんなことになっているんだ。この家族の中にいて孫二人ともこんなことになるはずがない、と。
私と私の子どもを否定しているというか、受け入れ難いのでしょう。
母も「丸ごと受け入れられる」っていう愛に飢えている人なのだと思います。
私は、自分で納得して先々を決めてきたわけで、
娘ちゃんが1才半の時に転勤で地元を離れて引っ越して2才の時に息子ちゃんが生まれて、娘ちゃんがかわいそうだった、
とか。そんなこと言われても、私も2歳の時に妹生まれてますけど、嫁姑戦争でうちの中真っ暗でしたけどなにか?って感じです。
その後生まれてきた息子ちゃんが超絶手のかかる子だったのは運命だし、夫が手の必要な時に自分も子供みたいにしてたのもそんな夫を選んだ運命で…。

私の父も母も親戚も、私のことは「失敗」だと思っているだろうから、もう、それはそれでいい、と思えるようになってきています。

私は、自分の子どもも実家の家族も、私に関わるすべての人を、出来るだけ丸ごと愛せるようになりたいし、善悪は表裏一体なので、良きこと、悪しきことには敏感に反応しないようにしよう、生きているだけで完全体だと思おう、と、ある時期から思い始めました。
けしていい子ちゃんで居たいわけではないです。
その方が楽だから。そして、楽しいから。
なにより、私のような思いはしてほしくない。連鎖は断ち切りたいから。

不登校で、もしかしたら精神障害があるかもしれない娘ちゃんですが、芸術、感情面では繊細で、才能が芽吹かないかなあ。とひそかに期待しているし、
同じく不登校で、高機能自閉症の息子ちゃんは、その優しさと、とてつもない集中力が、なにか人の役に立てるモノづくりなんかに反映されるといいなあ、などと思っています。

きょうだいの夢は、二人共同でなにか仕事をする、店を開くことらしいです。
二人とも、会社務めなどできそうもないですし…

もしかしたら、学校に行く、行かないなんてことに拘るのは些細なことなのではないか、枠から外れて大きく生きる方が有意義なのではないか、とも思ってみたりします。

結果は、彼らの人生が幸せだったか、ってところでしかわかりませんが。

私は、幸せだった、って思えるように今から生き直しです。







パレーズエンド W流インタビュー動画

2013-06-05 06:17:29 | インポート
wowwowの無料動画配信サイト「W流」で、パレーズエンドのベネさんのインタビューがでてました。
こちらからどうぞ。

あの、苦虫噛み潰したティージェンスではなく、英国役者ベネディクトが軍服で登場です。
途中、画面が切り替わったりしているところを見ると、また喋り倒してたんだろうなあと思うと可愛すぎる。
日本語字幕付きです。