日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

黄色い本3部作、アクティブ・ラーニングを模索

2015-12-04 21:07:22 | 最近読んだ本
子どもの思考が見える21のルーチン: アクティブな学びをつくる
クリエーター情報なし
北大路書房
たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
クリエーター情報なし
新評論
すぐわかる! できる! アクティブ・ラーニング
クリエーター情報なし
学陽書房

少し前になりますが、3冊目をまず借りて読みました。
「すぐわかる!できる!」というフレーズに抵抗があり、
内容は『学び合い』だけなのに一冊でOKのようで違和感がありました。

自分自身が『学び合い』で戸惑うところは、「発問」と「評価」。
この2つが何とかならないかなと思い、
密林で購入したのが2冊目、1冊目です。


3冊を通して一番の気づきは、
自分自身の学びのスタンダードは自分が受けてきた教育であり、
産業モデルによってできた、知識や技能を主要なゴールとしたものであったこと。
本当に理解することよりも、内容をこなして評価する(される)ことに重点が置かれていたこと。
幸か不幸か、在籍した中学校だけは「思考」を重視した活動があったような気がしたけれど、
フィードバックがなされていたか全く思い出せず、
塾での知識を得る活動がメインだったこと。

未経験ゾーンに足を踏み出そうと思った時、
まずは既存の自分ゾーンから一歩出ようとする自分を、
指南してくれるのが3冊目『学び合い』なのかな、と思います。


以上、たまたま最近読んだ&カバーが黄色メインだった3冊です。