日々のできごと。生物準備室より

理科教育、生物教育に関して考えたことをぼちぼち更新。たまに授業実践報告をします。

持続可能な開発目標(SDGs)のカードゲーム実施

2017-10-26 21:01:52 | 生物教育に関すること

SDGsカードゲームとは


生物基礎の生態系分野では「カワウ教材」を扱っていました。

カワウの専門家、遠藤さんが教材化した「カワウ問題」を、
私の勤務校用にカスタマイズしたものです。

一昨年の異動時、ペーパークラフトのカワウも一緒に異動してきました。
しかし、カスタマイズを試みましたが思うようにいかず、、、、、。 

諦めました。


で、どうしたかというと、
「カワウ問題」という一視点だけではなく、
経済や社会との関わりまでに範囲を広げ、SDGsについて扱いました。

私にとっては、
高校生物を担当してから学ぶことが多かったこの分野。
この単元でSDGsを扱うために、
イマココラボさんの講習を受けてきました。

単にカードゲームのレクチャーだけでなく、
SDGsに関するこれまでの取り組みも学ぶことができ、
さらに、ファシリテーション方法もトレーニングしてきました。

授業では、
生態系とその保全に関して、
「地球とのつながりを考えよう」という大きなタイトルで学習をスタート。
SDGsカードゲームを実施することで、
生態系の保全を「自分ごと」として捉える生徒が確実に増えました。

授業担当者のファシリテーション能力も勿論大切ですが、
やはりコンテンツの強みってスゴイ、と思いました。

ただ、カスタマイズにそれなりに苦労することは、 
どんな教材でも同じということも、改めて確認しました。